[PR]

 米大統領選の民主党候補者選びで26日、ワシントン、アラスカ両州で党員集会が実施され、いずれの州でも、左派のバーニー・サンダース上院議員(74)が、ヒラリー・クリントン前国務長官(68)に圧勝した。

 CNNによると、ワシントン州では集計率31%で、サンダース氏が76%を得票。アラスカ州では集計率73%で、同氏が79%を得票し、両州での圧倒的勝利が確実となった。

 クリントン氏は、予備選・党員集会の結果と無関係に、党全国大会で投票権が与えられる党の連邦議会議員や州知事ら「特別代議員」の獲得見通しで圧倒しているが、予備選・党員集会ではサンダース氏の健闘が続いており、両氏の争いは長期化しそうだ。

 同日にはハワイ州でも党員集会が予定されている。(ワシントン=佐藤武嗣)