こんにちは!フリーランス整体師のしみです。
突然ですが
みなさん肩がこったことはありますか?
たぶん「ある」という人が
9割以上なのではないでしょうか。
しかし僕は、
しかし僕は、
肩がこらないんですね。
これはなんでかというと
原因がわかっているから、
あらかじめ対処しているだけなんです。
身体の痛みには必ず原因があります。
でもそれを語りはじめると
専門的なコトバだらけになっちゃって
どうしても難しくなっちゃいがち。
なので今回は柔道整復師の国家資格をもち、
接骨院の先生を4年間やっていたぼくが
肩こりの原因と対処法を
わかりやすく図で解説します。
まず、肩がこるってどんな状態?
いわゆる「肩がこった」というのは
簡単にいうと筋肉が緊張している状態なんですね。
緊張とはつまり縮んで固くなった状態です。
筋肉とはゴムみたいなもので
伸びたり縮んだりするんですね。
そして「筋肉を使う」というのは
イコール「筋肉が縮む」ということなのです。
たとえば腹筋をつかうと
このように腹直筋が縮むことによって起き上がれます。
力こぶの筋肉をつかうと
こうやって上腕二頭筋が縮むことによって
モノを持ち上げられます。
つまり筋肉をつかう=筋肉が縮もうとする
ということなのです。
そして肩がこった状態というのは
この筋肉が常時縮んでいて固くなっちゃってる状態
ということです。それを「緊張」といいます。
僧帽筋と肩甲挙筋の緊張
さきほど肩がこるというのは
筋肉が緊張している状態といいましたよね?
そのときに主に緊張してしまうのが
僧帽筋と肩甲挙筋。
ここの筋肉ですね。
こいつらに負担がかかると緊張してしまい
肩がこってしまいます。
こまかく言えばもっとほかの筋肉もありますが
とりあえずここの筋肉だけ覚えておけばOK。
なんで肩こりになるの?
肩こりがどうゆう状態か が分かったところで
じゃあなんでこうなっちゃうの?って思いますよね。
原因は主にこれです。
頭の位置
人の頭って超重いんです。
ボーリングの球くらいの重さがあります。
それを支えるのって大変ですよね?
〈 これが通常の状態 〉
頭の重みを身体の中心で支えていますよね?
これだと肩はこりません。
(人の背骨は、首で前カーブ、背中で後ろカーブ、腰でまた前カーブがあります。極端に書きました。)
〈 これが肩がこる人の状態 〉
頭の位置が身体の中心より前にズレてますよね?
このとき、頭の重みって
どのようにかかってくると思います?
そう、当然前にかかるんですね。
中心点から前に重りがズレてるので。
そしてこのとき、頭の重さって
どこが支えているとおもいます?
そう、首肩の筋肉が縮む(緊張する)ことによって
支えてバランスを保っているんです。
これが長時間続いたらどうなるかわかりますよね?
筋肉が縮み続けて固くなっていき
当然肩がこります。
そう、そこのお前らじゃあああああぁぁあ!笑
「アッレー、肩こったぞ?まあ仕方ないか」
じゃない!原因はお前の姿勢や!笑
PC作業、デスクワーク
PC作業やデスクワークの人は
とくに肩がこりやすいですよね。
しかし肩がこるのは当然なんです。
頭の位置が身体の中心からズレまくってるので。
しかも一日8時間以上もこの姿勢なわけですよね?
そりゃ岩石のような肩にもなります。
その間ずっと筋肉が支えてくれているんです。
むしろ感謝してください。
対処法
じゃあ治すにはどうしたらいいの?という人へ
今からでもできる対処法を教えます。
①位置の改善
この位置を保てるように普段から意識します。
胸を張って、頭の位置を中心にもってきて
お腹の奥に力をいれて腰を支える感じですね。
インナーマッスルという筋肉を使います。
体の軸を支えてくれている筋肉です。
ふだん使わない筋肉なので最初はキツイです。
しかし意識していれば徐々についてきます。
腹式呼吸やロングブレスや体幹トレーニングや
ピラティスなんかもインナーマッスルを鍛えるのに良いです。
このインナーマッスルが弱って、
頭の重みを支えられずに前に前に荷重がかかり、
ついには背骨が変形してしまった人が
よく街中でみる背中の曲がったおばあちゃんです。
あれは支えるチカラがなくて重力に負けまくった結果です。女性は基礎筋力も低く、出産でインナーマッスルもゆるゆるになるので、とくに気を付けましょう。
②肩甲骨を適度に動かす
適度に肩甲骨を動かしていきましょう。
肩を回したりとか開いたりとかですね。
縮みっぱなしの筋肉を、伸び縮みさせてあげましょう。
ストレッチ効果もあり、血流も促されます。
テニスプレーヤー、水泳選手なんかは
ふだんから肩甲骨を動かしているので
肩周りが柔らかくて肩こりにもなりにくいんです。
大胸筋のストレッチも合わせて出来るとベスト。
まとめ
今まで僕の治療を受けてくれてる人には
原因などの解説をしているのですが、
あまりにも肩こりの人が多すぎたのでここに書きました。
身体の痛みには原因があります。
肩も、腰も、膝も、すべてに原因があります。
それを治さずに
「とりあえずの対処」だけしていると
原因が残ったままなので、また再発します。
永遠に症状と戦うことになります。
そんな方がこの記事で救われると嬉しいです。
ぼくは現在フリーで整体をしていて
姿勢チェックからこれからの改善策まで
その人に合わせた治療をしています。
予約はあまり多く取りませんが、興味があればぜひ。
次は腰痛ver. 書こうかな!