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 全国で「ご当地カレー」が広がっています。ブランド牛や海の幸など、各地の特産品を使っています。いろんな食材を生かせて、子どもから大人まで幅広い人気がある料理なのがポイントのようです。

 ご当地カレーは2000年前後から本格的に登場。1999年には神奈川県横須賀市が「カレーの街」を宣言した。商品・飲食店のプロデュース会社、カレー総合研究所(東京)の井上岳久所長によると、レトルトだけでも全国で2千種類以上あり、毎年500ほど入れ替わるという。

 種類が多いのには訳がある。レトルトカレーづくりは設備投資が数百万円ほどですむため、中小企業でも取り組める。カレーは魚介類や肉、野菜といった様々な食材を入れられる。嫌いな人が少なく、味の開発もしやすい。商品の箱を使い、手軽に町をPRできるのも利点だ。