4人死亡の小型機 機首下に垂直に近い状態で墜落か
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26日、大阪の八尾空港で小型のプロペラ機が墜落し4人が死亡した事故で、小型機は着陸の直前に機体が傾き、その後、機首を下にして垂直に近い状態で墜落したとみられることが、複数の目撃者の話で分かりました。警察は着陸をやり直そうとした際に事故が起きたとみて、今後、業務上過失致死の疑いで本格的に捜査を進めることにしています。
26日夕方、大阪の八尾空港で男性4人が乗った小型のプロペラ機が滑走路の脇に墜落し、全員が死亡しました。
国土交通省などによりますと、小型機は午後4時3分に神戸空港を離陸し、午後4時19分に墜落したとみられていますが、八尾空港の管制に機体の異常を知らせる通報はなく、着陸の許可が出たあと、機長から「着陸をやり直す」と連絡があったということです。
事故を目撃した女性は「機体が斜めになり、態勢を立て直す前に機首からまっすぐ下に落ちた」と話しています。また、別の場所から事故を目撃した男性は「機体が少しずつ右に傾いていき、その後、機首を下にして垂直に近い状態で墜落した」と話しています。
当時の八尾空港は風速が3.5メートルと弱く、視界はよかったということです。
一方、飛行計画書には、機長の名前がアルファベットで「Y・NISHIMOTO」と書かれていて、警察によりますと、広島市の40代の男性とみられるということです。
警察は死亡した4人の身元の確認を進めるとともに、小型機が着陸をやり直そうとした際に事故が起きたとみて、今後、機体の状態や操縦の状況などを調べ、業務上過失致死の疑いで本格的に捜査を進めることにしています。
国土交通省などによりますと、小型機は午後4時3分に神戸空港を離陸し、午後4時19分に墜落したとみられていますが、八尾空港の管制に機体の異常を知らせる通報はなく、着陸の許可が出たあと、機長から「着陸をやり直す」と連絡があったということです。
事故を目撃した女性は「機体が斜めになり、態勢を立て直す前に機首からまっすぐ下に落ちた」と話しています。また、別の場所から事故を目撃した男性は「機体が少しずつ右に傾いていき、その後、機首を下にして垂直に近い状態で墜落した」と話しています。
当時の八尾空港は風速が3.5メートルと弱く、視界はよかったということです。
一方、飛行計画書には、機長の名前がアルファベットで「Y・NISHIMOTO」と書かれていて、警察によりますと、広島市の40代の男性とみられるということです。
警察は死亡した4人の身元の確認を進めるとともに、小型機が着陸をやり直そうとした際に事故が起きたとみて、今後、機体の状態や操縦の状況などを調べ、業務上過失致死の疑いで本格的に捜査を進めることにしています。
運輸安全委員会が現場で調査へ
この事故で、国の運輸安全委員会は調査官2人を八尾空港に派遣し、27日から現場の状況などを調べることにしています。
国土交通省によりますと、事故機の機長は着陸の直前になって、管制官に対し「着陸をやり直す」と連絡し、その後、着陸をやり直そうと飛行中に墜落したとみられるということです。
一方で、八尾空港の当時の気象状況から、事故機は横風ではなく比較的条件のよい向かい風の中を飛行していて、風速は弱く、視界もよかったということです。
このため、機長は天候に問題がなかったにもかかわらず、着陸の直前になって着陸のやり直しを決めたとみられています。
着陸をやり直すには、エンジン出力を一気に上げて操縦かんを手前に引きながら上昇する必要があるということで、運輸安全委員会は当時の機体の状態や操縦の状況について詳しく調べることにしています。
国土交通省によりますと、事故機の機長は着陸の直前になって、管制官に対し「着陸をやり直す」と連絡し、その後、着陸をやり直そうと飛行中に墜落したとみられるということです。
一方で、八尾空港の当時の気象状況から、事故機は横風ではなく比較的条件のよい向かい風の中を飛行していて、風速は弱く、視界もよかったということです。
このため、機長は天候に問題がなかったにもかかわらず、着陸の直前になって着陸のやり直しを決めたとみられています。
着陸をやり直すには、エンジン出力を一気に上げて操縦かんを手前に引きながら上昇する必要があるということで、運輸安全委員会は当時の機体の状態や操縦の状況について詳しく調べることにしています。