日立製作所とホンダは24日、人の呼気に反応しドライバーが酒気を帯びているかどうかを判別する小型の検知器を開発したと発表した。自動車のキーと連動させ、アルコールを検知した場合にはエンジンがかからないようにするシステムへの組み込みを検討する。
開発した検知器は重さが30グラムでスマートフォン大のサイズ。センサーの電極の構造を微細なクシ型にするなどし、検知能力を高めた。うちわであおいだり、人工的なガスを吹きかけたりした場合と、呼気を直接吹きかける場合を区別できる。
検知機を車載の読み取り機にかざし、呼気中のアルコール濃度が一定の水準を超えている場合はエンジンがかからないシステムに採り入れる考え。