03月26日 04時43分
札幌市は、アイヌの文化を紹介するリーフレットなどの発注をめぐり業者と不適切な取り引きを行ったとして、職員7人を減給など懲戒処分にしました。
札幌市の調査によりますとこれらの職員はアイヌ文化を紹介するリーフレットなどの発注に絡み、市内の特定の出版社と不適切な手続きをしていたということです。
具体的には見積もり合わせや入札の手続きをとっているように見せかけてこの会社とだけ契約を結んでいたということで職員は調査に対し「特定の出版社に発注することでスムーズに印刷物の内容を決めたかった」と話しているということです。
市は、不適切な手続きに関与していた職員のうち7人の現役職員を減給などの懲戒処分としました。
また、市はこのうち3人の職員を去年4月、出版社の社員とともに官製談合防止法違反の疑いなどで刑事告発しましたが、札幌地方検察庁は嫌疑不十分で不起訴としました。
秋元市長は「市民の皆様の信頼を損ねたことについて改めておわび申し上げます。今後は再発防止に努め、市民の皆様の信頼回復に向けて全力を尽くしてまいりたい」とコメントしています。
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