『マクロス』トークショーに、ジーナス家や歌姫が時空を超えて集結! マックスとミリアが孫と対面!?【AnimeJapan 2016】

AnimeJapan 2016にて行われた、“『マクロスΔ(デルタ)』放送直前!「マクロス」ゼントラ盛りトークショー Powered by dアニメストア”をリポート。

●『マクロスΔ』ワルキューレのデビューシングル発売日も明らかに

 2016年3月25日(金)~27日(日)、東京ビッグサイトにて開催されている“AnimeJapan 2016”。メインエリアのオープン初日となる3月26日(土)、REDステージにて、“『マクロスΔ(デルタ)』放送直前!「マクロス」ゼントラ盛りトークショー Powered by dアニメストア”が行われた。出演者は以下の通り(敬称略)。

マクシミリアン・ジーナス役 速水奨
ミリア・ファリーナ・ジーナス役 竹田えり
ミレーヌ・フレア・ジーナス役 櫻井智
ランカ・リー役 中島愛
ハヤテ・インメルマン役 内田雄馬
ミラージュ・ファリーナ・ジーナス役 瀬戸麻沙美
フレイア・ヴィオン役 鈴木みのり
マクロスΔ(デルタ)』総監督 河森正治

 約1500人の『マクロス』ファンが集ったこのトークショー。最初に、『超時空要塞マクロス』、『マクロス7』、『マクロスF(フロンティア)』、そして2016年4月よりTOKYO MX・BS11ほかにて放送予定の『マクロスΔ(デルタ)』のキャラクターが、時空を超えて東京ビッグサイトに集うという生ドラマが披露された。


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 このドラマでは、ミラージュがマクシミリアンとミリアを“おじいさま”、“おばあさま”、ミレーヌのことを“ミレーヌおばさま”と呼び、ミレーヌがその呼び名を嫌がるというシーンもあった。つまり、ミラージュの素性は……!?

 生ドラマ後、キャスト陣と河森監督がステージに登場。ここで河森監督から、ミラージュは、ミレーヌのひとつ上のお姉さん、ミランダの娘であることが明言された(つまり、ミラージュにとって、マクシミリアンとミリアは祖父母、ミレーヌは叔母)。


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▲生ドラマの感想を聞かれた速水さんが、“時空を超えて心がぴょんぴょんしました”と答える場面も。

 続いてステージでは、歴代作品のダイジェスト映像を観賞。『超時空要塞マクロス』の映像を見た竹田さんは、放送から34年経って、こういう会場でファンとともに話す機会を持ててうれしい、とコメント。また、『超時空要塞マクロス』制作当時、まだ学生だった河森監督は、“若気の至りで、とにかくほかと違うことがやりたくて三角関係を盛り込んだ”と振り返った。


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 つぎに流れた映像は『マクロス7』。当時、ミレーヌを演じながら、“ミレーヌはバサラが好きなのかガムリンが好きなのか、どっちなんだろう?”と思っていたという櫻井さん。「最終的にはバサラを好きだったんですよね?」と櫻井さんが河森監督に質問すると、河森監督は「そうですね、ミレーヌの気持ちは強かった気がしますが、バサラがああいう人ですから、なかなか届かないかもしれません」と答えた。

 『マクロスF』の映像が流れると、同作がデビュー作だった中島さんはとても恥ずかしそうにし、『マクロスΔ』でデビューする鈴木さんに「みのりちゃん、こういう気持ちになるんだよ!」と語りかけた。そんな鈴木さんは、ランカと中島さんの大ファンで、握手会にも行ったことがあると明かし、“いま、中島さんと同じステージに立っていることで、死にそうな気持ちになっている”と語った。

 瀬戸さんは、『マクロスΔ』のアフレコ現場では鈴木さんが中心となっており、鈴木さんの“キラキラ”で作品が輝いている、とコメント。内田さんも同意し、「フレイアのまっすぐさと、鈴木さんのまっすぐさが重なる」と述べた。

 ちなみに、鈴木さんが演じるフレイアは、言葉がなまっている。これは、“歌に憧れて都会に飛び出してきた、銀河の田舎からやってきた子”だということを表現するため、と河森監督。鈴木さんは、フレイアを演じる際、三河弁に近いイントネーションで演じていると語った(鈴木さんは愛知県出身)。


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 ここで、『マクロスΔ』の特別編集映像が流れ、改めて物語が紹介された。突然人類が凶暴化してしまう“ヴァールシンドローム”が猛威を振るい、その症状を歌で沈める戦術音楽ユニット“ワルキューレ”が活躍する……というあらすじだが、河森監督によれば、それは“さわり”の部分にすぎず、物語はどんどん転がっていくという。50万年前に存在したという種族“プロトカルチャー”の謎も関わってくるとのことだが!? 監督は「シリーズの集大成のような作品にしたい」、「恋愛としての三角関係だけではなく、チーム内の関係であったり、敵と味方の関係であったりと、いろいろな三角形が作れれば」と意欲を見せた。

 そして、このステージ内で、ワルキューレのデビューシングルの発売が決定したことが判明! 2016年5月11日に発売予定とのことだ。


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 『マクロスΔ』の紹介も終わり、いよいよステージはフィナーレへ。最後の挨拶では、速水さんが「孫が心配」、竹田さんが「何年か後にひ孫に会いたい」とコメントし、瀬戸さんが「おばあちゃんやおじいちゃんに支えられていることを実感した」と語るという、ジーナス家のほのぼのとしたやり取りが見られた。また、鈴木さんは感極まって涙を見せ、「本当にゴリゴリがんばるのでよろしくお願いします」と意気込みを語り、ファンたちは温かい拍手で応えた。


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 いよいよ2016年4月から放送がスタートする『マクロスΔ』。dアニメストアでは、2016年4月6日12時より毎週水曜に更新される。シリーズの新たな1ページの開幕を楽しみにしていよう。


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▲dアニメストアでは劇場版『マクロス』作品を期間限定で配信。