こんな彼を買ってみたいと思って、買う理由を探していた変態おばさんです。どうも( ´ ▽ ` )ノ
いや、違うんです(何w)
これ、単純に東大生と絡んでみたいと思っただけですからね!
で、そもそも何でこの記事を知ったかというと、
この記事がきっかけで、
本当はもっというと、
このブログを書いているなないおさんが
この記事をRTしたと同時に、
RTの記事よんで「アラフィフ熟女会が相席屋に乗り込んだらどうなるのか?」ってすっごいやってみたいんだけど勇気がないw
— なないお (@Nanaio627) 2016年3月24日
ときて、
うん、私もそう思う。
ってのが始まり。
って、誰だ、やっぱり変態おばさんだって言ってるヤツは!
と、そんな変態おばさん論はさておき。
そんな(東大生と数学を語れる8歳児の話ですよ!)やり取りを見ていて、
「この小学生すげーな!」みたいな感じに大いにバズっておりまして、
数学の才能だけがクローズアップされてスゴイ!スゴイ!で盛り上がっちゃってる感。
(スゴイ!スゴイ!って私が嫌いだったやつ(笑))
でもね。
私は、こっそりとですけど、そうなってしまった状況、大丈夫かなって勝手に心配しちゃうわけです。
全然絡みもない私が勝手にフォローしてるだけの方なんですけど、
この親子のしんどさ、というかそういうのが何となくわかるんです。
このお子さんいわゆる「発達障害」なんだそうで。
うちの子も、ここまでハイレベルではないのだけど、
おそらくはこの子と同じ「ハイパーレクシア」です。ただ日本ではこれを診断名としていないので、母親である私の見立て、です。
ディスレクシア(読字障害)というのは聞いたことがある人も多いと思いますが、
ハイパーレクシアはその逆で、文字を読む能力が高いことを言います。
我が子は1歳で文字を覚え、3歳ですでに新聞のテレビ欄を読み、自分で好きなテレビ番組をチェックしていました。
彼が初めて発した言葉は「ママ」でも「まんま」でもなく、「にー!(2)」でしたから。
それに加えて、見たままを瞬時に記憶してしまう「カメラアイ」でもあるようで、
読んだ本の何ページのどこに何が書かれているか、はっきりと記憶しています。
それ以外にも知的の高い部分はいくつかあるのだけど、
そこだけ切り取ってみてしまうと、『すごい』賢い子だね、ってなってしまうんですが、
そうではなく、
このように突出した部分とは逆に、極端に苦手な部分もあって、「賢いのに何でそんなこともできないの?」って思われてしまうのです。
例えば、長期記憶が長けていることから、知識量がハンパではありません。
なのでテストの成績は良いほうです。
しかし、口頭で「昨日、どうだった?」とたづねると、全く答えることができません。
これは、想像力が未熟だからだと言われています。
「どう?」って聞かれても、何をどう答えていいのか分からないから答えようがないのです。
「夏休み、どうだった?楽しかったことは何?」と聞かれても、これも答えられません。
普通の人には理解できないことだと思います。
そして例によって、社会性に遅れがあります。
(そちらについての診断はすでにされています)
発達障害とは発達の凸凹によって社会性に困難をきたすこと
これ、
じゃあ、「発達障害」って何だよって話ですが、
一応「発達障害」を支援出来る教員、を目指しているので、専門的に言いますと、
と法律では定義されていて、
それらは原因不明
と言うのが共通認識となっています。
「障害」っていうからには、脳機能に欠陥があるみたいですが、
そうではないのです。
普通の人は様々な脳機能の発達がそれぞれの同じような進度で発達するのに対して、
「発達障害」と呼ばれる人たちは、その個々の発達進度にバラツキが見られる、という事なのです。
心の中に、東大生と幼稚園児が同居しているみたいな感じと言われています。
だから、脳機能のどこかに欠陥がある障害ではなく、脳機能発達の個性なんです。
このバラツキは、差が大きいほど、生きにくいと言われています。
例えば、我が子の話ですが、
早くから文字は読めていて文字を知っていましたが、
文字を書く作業に困難を示しました。いわゆる書字障害です。
(これはおそらく運度発達によるものだと思われますが、現在は改善されたため正確に診断はされていません)
想像してください。
文字は読めて知っているのに、それを書く事ができないのです。
※読字障害や書字障害にはいろいろなパターンがあるのでうちの子の症状が全てではありません。
こういう発達の凸凹による生きにくさを抱えているのが、彼らの特徴です。
だから、東大生と対等に数学を語った8歳児も、苦手な凹の部分があるはずで、
彼に注目している人のうちのどのくらいの人が凸凹の両方を理解しようとしているのかなっと、
勝手に心配している、という話でした。