技能実習で来日の外国人による犯罪が急増
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去年1年間に全国で摘発された来日した外国人による犯罪は、ピーク時より大幅に減った一方で、働きながら技術を学ぶ「技能実習」で入国して検挙された外国人が前の年より40%余り増えたことが分かりました。警察庁は、労働環境を巡るトラブルが背景にあるとみて、企業や関係機関と連携し相談態勢などを強化することにしています。
警察庁のまとめによりますと、去年1年間に全国の警察が検挙した来日した外国人による不法残留や盗みなどの犯罪は1万4267件と、前の年より6.2%少なくなり、ピークだった平成17年の時の3分の1に減少しました。
在留資格別では、観光などの「短期滞在」で入国した外国人が1740万人と前の年の1.4倍に急増しましたが、検挙された外国人は8%減って1102人でした。
一方で、働きながら技術を学ぶ「技能実習」で入国した外国人で検挙された人は1352人と前の年より40.7%増え、「技能実習」での入国者の増加率、11.9%を大きく上回っています。
警察庁は、「技能実習」で入国したあとの待遇や給与などの労働環境を巡るトラブルが背景にあるとみて、企業や関係機関と連携して相談態勢などを強化することにしています。
在留資格別では、観光などの「短期滞在」で入国した外国人が1740万人と前の年の1.4倍に急増しましたが、検挙された外国人は8%減って1102人でした。
一方で、働きながら技術を学ぶ「技能実習」で入国した外国人で検挙された人は1352人と前の年より40.7%増え、「技能実習」での入国者の増加率、11.9%を大きく上回っています。
警察庁は、「技能実習」で入国したあとの待遇や給与などの労働環境を巡るトラブルが背景にあるとみて、企業や関係機関と連携して相談態勢などを強化することにしています。