ツタヤ図書館 武雄など全国連絡会発足
2016年03月26日 10時11分
カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)運営の「TSUTAYA(ツタヤ)図書館」がある宮城県多賀城市や開館計画中の岡山県高梁市など6自治体の市民らが25日、「ツタヤ図書館問題全国連絡会」を発足させた。ツタヤ図書館の在り方を考えるシンポジウムも高梁市で開かれ、参加者は「図書館本来の役割が軽視される」などと疑問の声を上げた。
6自治体は他にツタヤ図書館がある神奈川県海老名市と武雄市、開館計画がある山口県周南市、宮崎県延岡市。
シンポには海老名市を除く5自治体の市民らが出席し、図書館や計画の現状を報告。図書館の賛否を問う住民投票の条例案が否決され、計画が進む周南市について、山口県の市民団体メンバーの藤村聡さん(73)は「集客目的の商業観光施設になってしまう」と語った。