迫る返済日、減るバイト、焦る毎日。
四万円の返済まであと2週間。
一応、逆算します。
日給7500円のアルバイトを6回やれば、返済はなんとか可能そうです。夜勤の仕事をゲットできれば、もう少し回数は少なくて済みそうですが…
取り敢えず片っ端から日雇いバイト先に電話をします。
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1社目
「今週空いてますが、何か仕事ありませんか?」
「いま見つからない状況で、また見つかり次第お電話しますね」
「夜勤でもなんでも大丈夫なので、よろしくお願いします」
2社目
「何かお仕事ありませんか?」
「うーん、ないんだよねー。ちょっと待って…(ゴニョゴニョ)…あ、やっぱり大丈夫です」
「わかりました。あればまた教えてください。なんでもやりますので」
(絶対いま避けられたよな…。2ヶ月前にバックレたこと、履歴に残ってるのかな…)
「すいません、仕事探してるんですが…」
「え…と…あ、明日、8時半から新宿で事務所移転のお仕事なら空きがあります。はいれますか?」
「日給いくらですか?」
「7,000円です」
「…やります」(新宿か…遠いよ、交通費抜いたら実質日給6,000円以下じゃん…)
当日、運賃が一番安いルートを検索し、地味で安い服を着て、遅刻ギリギリで着き、人との会話も面倒臭いのであまり目立たないように立ち回りをし、昼は100円で買える高カロリーな菓子パンを二つ買います。
菓子パンは恥ずかしいので、昼食はあまり目立たない場所を見つけて食べます。
「君は大学生?」
「はい」
「へー、どこの大学かよってんの?」
「◯◯大学です」
「へーすごいね!頭いいんだ!」
「いや、そんなことないっすよ、ハハ…」
たまに会った人がそんなことを聞きます。私も答えます。でも、こんな会話、こんな、聞いた相手も1分後には忘れ去るくらいの賞賛、社交辞令も、私の唯一の拠り所でした。
帰りはリーダーの印がはいった作業完了報告の本人控を、派遣会社の事務所に持っていきます。(別にその日に持っていかなくてもいいんですが)
「はい、お疲れさまでしたー」
細々と差っ引かれて、手取りは6,800円ほどでした。
「明日、これと同じ内容のお仕事が上野であって、先ほどキャンセルがあったので空きがあるんですがどうですか?」
「あ、じゃあお願いします…」
他の派遣会社からは、仕事紹介がありません。だんだん怒りが湧いてきました。「こんなん2週間続けても4万に届かないじゃん!」と。
帰り、「やっぱりパチスロで増やそう」と思いました。「三千円だけ」。
30分後、0円になりました。
帰りは乗り換えの運賃を30円節約するため、二駅ぶん歩きました。
また激しい後悔に襲われました。
「もう絶対やらない…。そもそも今日のバイトはパチスロのためじゃなくて借金返済のためにやったんだぞ、わかってるの? 夏じゃなく今日でやめよう。携帯のメモ帳にもパチスロ絶対禁止と書いておこう。打ちたくなったらそれを見て、感情を抑制しよう」
でも、そんな誓いは1日でリセットされ、返済日は刻一刻と迫ってきます。
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