2016年3月26日19時48分
東京電力福島第一原発の事故から5年になるなか、脱原発を求める「原発のない未来へ! 全国大集会」が26日、東京・代々木公園で開かれ、渋谷駅周辺をデモ行進した。主催者発表では、約3万5千人が参加した。
脱原発への政策転換を求める「さようなら原発1000万人アクション」など、四つの市民団体が呼びかけた。ステージでは、作家の澤地久枝さんが「5年たっても福島の人たちはふるさとを追われたまま。一人でも多く声を上げ、政権に示そう」と訴えた。
集会には学生団体「SEALDs(シールズ)」のメンバーも参加。芝田万奈さんは「廃炉には莫大(ばくだい)な時間とお金がかかる。判断力、想像力のない人たちに未来は託せない」と述べた。1歳の長男とデモ行進に参加した東京都清瀬市の主婦稲村友美さん(33)は「たった5年で原発回帰が始まっているのは悲しい。子どものためにも原発ゼロを訴えていかなければならない」と話した。
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