羊蹄山 雪崩でスキー男性行方不明 あす改めて捜索へ
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26日午前、北海道の羊蹄山で山スキーをしていた男性2人が雪崩に巻き込まれ、このうち1人の行方が分からなくなりました。26日の捜索では男性は見つからず、警察や消防は27日朝から改めて捜索することにしています。
26日午前10時すぎ、北海道京極町の羊蹄山山スキーをしていた男性から、「仲間と2人で滑っていたら雪崩に巻き込まれた」と、救助を要請する通報が消防に入りました。警察によりますと、通報した男性にけがはなく、自力で下山しましたが、一緒にスキーをしていた札幌市北区の会社員、関田博之さん(41)の行方が分からなくなっています。雪崩は山の7合目付近で発生し、長さ700メートルにわたって斜面の雪が崩れていて、警察の救助隊や消防が周辺を捜索しましたが関田さんは見つからず、日没のため捜索はいったん打ち切られました。警察は下山した仲間の男性などから話を聞いて当時の状況を調べるとともに、27日朝から消防や自衛隊と合同で改めて捜索することにしています。標高1898メートルの羊蹄山は「蝦夷富士」の名で親しまれる日本百名山の1つで、冬から春先にかけては山スキーなどの愛好家が大勢訪れています。