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【プロ野球】

楽天大逆転 ソフトバンク破る!! 岡島4安打、オコエは代走デビュー

2016年3月26日 紙面から

楽天−ソフトバンク 7回無死一塁、藤田(奥)の送りバントで二塁へ向かうオコエ=コボスタ宮城で

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◇楽天7−3ソフトバンク

 楽天が逆転勝ちした。0−3の2回に打者一巡の攻撃で5点を奪って試合をひっくり返し、3回、5回にも加点した。則本は3回から立ち直り、7イニング3失点にまとめた。ソフトバンクの摂津は制球が悪く、3イニング6失点と崩れた。

   ◇

 野球評論家に軒並み最下位予想されている楽天が、最強王者のソフトバンクに鮮やかな逆転で開幕戦を飾った。絶対エースの則本が2回までに3失点。だが、試合開始時点で気温5度のみちのくの寒さに、タカは震え上がり、イヌワシは奮い立った。2回、摂津に11人攻撃を仕掛けて、一気5点の大逆転。2回の決勝打、5回にはダメ押し打と4安打の大暴れは、1番岡島だ。

 「キャンプから今年は、やるぞ、という気持ちでやってきた。コボスタでプレーできる幸せをかみしめながら、プレーした。うちのエースをなんとか勝たそうと、野手もみんな思っていたはず。勝てて良かったです」

 則本も息を吹き返し、7イニング11三振。史上初のルーキーイヤーから4年連続の開幕投手をつとめあげた男は「もう一度、(13年の)日本一の喜びを分かち合いたい」と声を張り上げた。

 就任後初勝利をあげた梨田監督は「この寒さの中、満員のファンの前で3点のビハインドを逆転したのは、自信になる」と十分な手応えをつかんだ様子。この調子でプロ野球評論家をギャフンと言わせるほどの躍進を見せて欲しいものだ。 (竹下陽二)

 

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