磯崎こず恵 坂東慎一郎 森本未紀
2016年3月26日13時41分
誕生から半世紀がたった新幹線が26日、世界最長の海底トンネルを抜け、北海道を疾走した。開業を待ち望んだ沿線や各駅では、首都圏や東北からの乗客を迎え、一足早い春が到来した。
■地元高校生のブドウ、ワインに
開業した新函館北斗駅(北海道北斗市)には、午前6時前から約500人が訪れた。駅舎1階のアンテナショップに約200本のスパークリングワインが並んだ。地元の北海道大野農業高校の生徒が育てたブドウで作った「●(Oに^〈曲折アクセント〉付き)NORA(オオノラ)」だ。
新幹線開業に向けて2013年、函館市のワイナリー「農楽蔵(のらくら)」が北斗市に開業記念の限定商品づくりを提案。市の仲介で学校が「生徒のやりがいにつながる」と応じた。14年に収穫したブドウを農楽蔵が1年間熟成させて仕上げた。
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