世の中には数多くの面白い少女・女性漫画があります。しかし、男だと少女コミックをなかなか手に取りにくいものです。男性の皆さんは「少女・女性コミック」だからというだけで手に取るのを躊躇してはいませんか?
それではもったいない!ということで今回は「男が読んでも面白い少女・女性漫画を11作品選んでみました。どれも、「少女漫画にしては面白い」ではなく「かなり面白い」作品です。
なお、今回の少女・女性漫画の定義は出版しているレーベルによって判断をしました。それではどうぞ!!
『ちはやふる』
女子高生である綾瀬千早が、百人一首の女性チャンピオンでの「クイーン」を目指す物語である。
百人一首といえば、学校の授業で習う古臭い和歌や、子供がやる「かるた遊び」とのイメージがあるが、実は違った一面がある。「競技かるた」としての百人一首だ。『ちはやふる』は汗が飛び交う青春恋愛ストーリーである。
女子高生の千早に幼馴染みの男子二人がメインキャラとして出てくるが恋愛をほぼしない。恋愛をしない少女漫画と作者も自虐している(笑)。
「努力」「友情」「勝利」の絡んだ、どこかの少年誌のような熱く、激しい戦いの繰り広げられる漫画である。
(出典:『ちはやふる』)
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『ヲタクに恋は難しい』
隠れ腐女子のOL・成海(なるみ)と、ルックス良く有能だが重度のゲーヲタである宏嵩(ひろたか)とのヲタク同士の不器用な恋愛を描いたラブコメディ。
この作品はジャンル的にはラブコメ作品であるが、コメディー要素が結構強めである。腐女子にゲーヲタとメインキャラは二人ともヲタクだが、作者の「ふじた」さんはまず間違いなくに「2ちゃんねらー」であると確信できる内容になっている。
(出典:『ヲタクに恋は難しい』)
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『ハチミツとクローバー』
6畳+台所3畳フロなしというアパートで貧乏ながら結構楽しい生活を送る美大生、森田、真山、竹本の3人。そんな彼らが、天才芸術家として将来を期待される花本はぐみと出会い……!?
『3月のライオン』の羽海野チカによる美大を舞台にした作品。恋愛ものではあるが、美大生5人+先生1人で大騒ぎしようぜ!的な要素が強い。留年しても就職先がなくても関係なし!自電車で日本の最北端を目指したりもしちゃう。笑えるところは笑え、泣けるところは泣ける青春ストーリー。全10巻完結済み。
(出典:『ハチミツとクローバー』)
『ドントクライ、ガール』
親の不手際で知人宅に居候することになった悲劇の少女・たえ子。そしてピンポン鳴らすと真っ裸でドアを開けた裸族の男・升田。清純な女子高生相手に、裸でお出迎え…? まさに衝撃の初対面。
たえ子が17年間積み上げてきた価値観が、グラグラと音を立てる。これって現実? わたし、今、正気? 泣いていても始まらない、爆笑青春ストーリー♪
女子高生が全裸の男と同棲するひどい設定の話(笑)。変態が出てくる。お腹がよじれるほど笑える。一応、恋愛ものでもある......はず。一巻完結。
(出典:『ドントクライ、ガール』)
『かくかくしかじか』
『海月姫』『東京タラレバ娘』などで知られる、人気漫画家・東村アキコによる自身の高校生・美大生時代や絵の恩師との関係を描いたノンフィクションの自伝エッセイ漫画。
林明子(のちの東村アキコ)は周囲からから絵が上手いと周囲から褒められて(おだてられて?)育っていた。美大に行こうかなと考え、本格的に絵を習おうと絵画教室に通い出す。そこで出会ったのが日高先生だが、先生は竹刀を振り回して指導するとんでもない人だった...。
「マンガ大賞2015」を受賞した話題作。メインキャラの日高先生・林明子が二人とも強烈なキャラをしている。二人の関係は仲良かったり、喧嘩したりと大忙し。笑いも多いが感動もあるノンフィクション・エッセイ漫画の傑作。全5巻完結済み。
(出典:『かくかくしかじか』)
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『海街diary』
三姉妹に父の訃報が届いた。母との離婚で長い間会っていない父の死に、なんの感慨もわかない姉妹たち。葬式の場に行くとそこには半分血の繋がった妹のすずがいて...。三姉妹は、すずを加えて四姉妹となって新たな暮らしを始めた。
鎌倉を舞台に家族の「絆」を描いた切なく、優しい物語。
姉妹四人の成長と絆を描いた作品。ところどころトラブルが起き、修羅場もあるが仲良く過ごしていく。それぞれの人生が交わる心あたたまる作品。
(出典:『海街diary』)
『式の前日』
双子の兄弟、ワケありの親子、結婚をひかえた男と女…。“ふたりきり”という情景を温かく、鮮やかに切り取った珠玉の短編よみきり集。
表題作の「式の前日」には誰もが騙されるはず。やられたっとも思うが、それがどこか心地いい。ほっこりする短編集。一巻完結。
(出典:『式の前日』)
『スピカ 〜羽海野チカ初期短編集〜』
羽海野チカがデビュー当初、各誌に描いた珠玉の短編をついに集約して一冊に…。少年探偵・バレエ・ショートストーリー・エッセイなど様々なジャンルを集めた短編集!
様々なジャンルの、ユーモアとその裏にちょっとしたほろ苦さを感じる大人な味わいの短編が6つ収録されている。コミカルに描かれたキャラクター達が素晴らしい味を出している。人の心の描写がすごい。一巻完結。
(出典:『スピカ』)
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『のだめカンタービレ』
カプリチオーソ(気ままに気まぐれに) カンタービレ(歌うように)不思議少女・野田恵(のだめ)の奇行を見よ!クラシック音楽コメディ!!
オーケストラを題材としたギャグと音楽が融合した作品。不思議少女「のだめ」のボケに千秋がツッコミを入れていく。他にも様々なおかしな人が出てくる。音楽漫画としてもギャグ漫画としても面白い作品。千秋とのだめが世界を駆け巡る。全25巻完結済み。
(出典:『のだめカンタービレ』)
『百姓貴族』
「水がなければ牛乳を飲めばいいのに」。
マンガ家になる前は、北海道で七年間 農業に従事していた荒川弘。牛を飼い、野菜を作り、クマにおびえ、エゾシマリスに翻弄される――。
朝から晩まで年中無休で働く、タフでハ-ドな仕事。でも読めばわかります。お百姓さんは、かっこいいのです!!
『鋼の錬金術師』『銀の匙』の作者荒川弘による農業エッセイコミック。
荒川弘の実家は実は北海道の農家。農家は超過酷で危険で汚い!朝5時に起きて仕事を開始したり、トラクターで引かれたり、う◯こまみれになったり(笑)。
人気漫画家による農家、さらには通っていた農業高校での超ハードな生活のリアルが描かれています。でもご飯はめちゃめちゃおいしそう!
(出典:『百姓貴族』)
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『東京タラレバ娘』
「タラレバばかり言ってたらこんな歳になってしまった」そんなにイケていないはずじゃないのに気づいたらアラサ―になっていた倫子。6年後の東京オリンピックまでには結婚したいと思うけど…。
三十代独身女子、言ってしまえば「行き遅れ女子の恋」を題材にしている。 ギャグっぽい部分も多いが、主人公たちがとにかくどんどんとひどい方向へと追い詰められていく。該当する人は読まない方がいいかもしれない。他人事の人にはめちゃくちゃ笑える漫画(僕は笑いまくった)。
(出典:『東京タラレバ娘』)
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最後に
いかがでしたか?どれも自信を持っておすすめできる名作ばかりです。どれか興味のある作品があればこれを機会にぜひ読んでみてください 。
買うのが恥ずかしかったら電子書籍で買っちゃいましょう。
以上、ブックマンでした。