テロ容疑者の情報あったも事件防げず ベルギー政府が釈明
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ベルギーで起きた連続テロ事件の容疑者の1人について、トルコ政府から、シリアとの国境付近で拘束し国外に追放したと伝えられていたにもかかわらず、事件を防げなかったとしてベルギー政府が25日、議会で釈明しました。ヨーロッパ各国は、テロリストに関する情報を共有するための対策を急ぐことにしています。
ベルギーの国際空港と地下鉄の駅で22日起きた連続テロ事件では、自爆した3人のほかに容疑者が今も逃走しており、捜査当局が捜索を続けています。25日、ベルギー議会で答弁したヤンボン内相によりますと、空港で自爆したイブラヒム・バクラウィ容疑者について、トルコ政府が去年6月にシリアとの国境付近で拘束し、ヨーロッパに国外追放したとトルコにあるベルギー大使館に伝えてきたということです。
その後、大使館の職員がトルコ政府と情報交換を続けた結果、ことし1月にはバクラウィ容疑者がテログループに関わっていることが分かっていたということです。ヤンボン内相は「警察機関の誰かが過ちを犯した」と事件を防げなかったことを釈明しました。
EU=ヨーロッパ連合は、24日、緊急の内相会議を開くなど、テロリストに関する情報を共有するための対策を急ぐことにしています。
その後、大使館の職員がトルコ政府と情報交換を続けた結果、ことし1月にはバクラウィ容疑者がテログループに関わっていることが分かっていたということです。ヤンボン内相は「警察機関の誰かが過ちを犯した」と事件を防げなかったことを釈明しました。
EU=ヨーロッパ連合は、24日、緊急の内相会議を開くなど、テロリストに関する情報を共有するための対策を急ぐことにしています。