どうも、こなゆきです。
SNSが広まり、生活の一部のように定着してから、「炎上」という言葉も広く広まってきたように感じるでござる。SNSの持つ拡散力ゆえに、これまで以上に勢いを増している。
そして、つい最近も「炎上」案件が多発しているでござる。
「日本シネ」「旅で人生が変わるのはうんたら」などなど。
こなゆき自身、炎上したくないと感じ、炎上のもたらす、書き手や周りへの影響について考えてみたでござる。
ということで、
こなゆきの考える、炎上商法を避けたほうがいい理由を4つあげていきます。
1、本当の意味で繁盛と言えるのか?そして、繁栄につながらない
2、ことあるごとに主張が歪曲されてしまう
3、炎上が何回も続くと、炎上しやすくなる
4、負の感情を必要以上に煽り、増幅させる
1
本当の意味で繁盛と言えるのか?
そして、繁栄につながらない。
炎上を狙って書いた記事に集まる人の大多数は、書き手のファンではない。
意図せず炎上した場合も、大多数はその人を知らない人、もしくはアンチがくる。
数字上のデータで言えば、人が集まって賑やかなイメージかもしれないが、実際は、負の感情を溜め込んだ人たちが負の感情をさらに爆発させている。
もともとその人が好きで周りにいる人も怒りを溜め込んだ人たちの放火に巻き込まれてしまう。
人間は関係性の深い人に対して、感情も深く移入してしまう生き物だから、自分の好きな人が傷つけられると、自分の感情が大きく動いてしまう。
好きな人を守ったり、好きな人を傷つける人に反撃して、さらに事態は大きくなる。
次第に、みんな疲れていく。
最初は、燃え上がっていても、燃え尽きたら、もともといたファンも大きく疲れてしまう。
ファン自身の書き手に対する熱も冷めてしまう可能性も有る。
ファンが大きく依存している場合は、「共依存症」のように、炎上が起きれば起きるほど、愛が深まってしまうケースもある。
それでも、良い繁栄はしていくことはないだろう。
2
ことあるごとに主張が歪曲されてしまう
炎上すると、大量の拡散が起きる。拡散と同時に、拡散する人間の主観や意見が混じる。
マイナスのイメージを植えられた状態で見る記事は、たとえ正論であっても、まっすぐ素直な気持ちで読みにくくなってしまう。
誰が言っているかで、文章の深みや意味合い、感じ方が大きく変わっていく。
書き手のイメージは、書き手の意図した通りにもたれるとは限らない。
悪口を言われ続けている人と「この人おもしろい!」って言われ続けている人では、見る印象も変わってくる。
心理学的にも「先入観が見方を変えてしまう」という主張ができる。
心理学者のブルーナーとグッドマンの実験で、
とある人が「大学教授です」と名乗った時と、「学生です」と名乗った時の印象の違いについて実験をした。
大学教授と名乗った時、被験者はその人物が大きく感じ、
学生と名乗った時、被験者はその人物が教授の時より小さく感じた。
その人の肩書きが変わるだけで、周りの人のその人に対する見方が変わってしまう。
他にも、貧しい家庭の子供と裕福な家庭の子供に硬貨の大きさを思い出させる実験をした。
貧しい家庭の子供は、金額が上がるほど硬貨の大きさは、正しい大きさより大きいと感じ、
裕福な家庭の子供は、正しい大きさかそれよりも小さく感じた。
この話からも、価値観の違う人が拡散することで、話が大きく歪曲してしまうし、
歪曲した情報を事前に見た状態だと、内容がうまく伝わらなくなってしまう。
3
炎上が何回も続くと、炎上しやすくなってしまう
共依存症と関連付けて書いていくでござる。
1でも出てきた、「共依存症」
これは、DVが起きている夫婦やカップルなどに起きている現象で、それと同じようなことが炎上で起きているんじゃないかと考察した。
被害者も加害者に依存して離れられない現象でござる。
DVの加害者は、ストレスや不満の発散のために、危害を加えている。
被害者は、「この人には、私が付いていないとダメ」「私はこの人に必要とされているから」「あの人を理解できるのは私だけ」と思い込み、離れられなくなる。
共に依存した状態である。
よくアンチが付きまとうということがあるが、アンチは、ストレスや不満の発散のための依存先にしているのである。
ファンが、発信者を「この人には、私が付いていないと」「あの人の主張を理解できるから」ということで、アンチと戦い続ける。
そうすることで、炎上すればするほど、依存するアンチも増えて行くから、
ことあることに、炎上しやすくなっていく。
4
負の感情を必要以上に煽り、増幅させる
負の感情は、増幅しやすい。
怒り、嫉妬、悲しみ、恐怖・・・
プラスとマイナスの感情のバランスが取れている状態が健康的にもいいけど、
炎上はマイナスの感情が渦巻いている。
バズるという場合は、調和が取れているように感じる。
負の感情は人を支配しやすい。
あまり良い流れは生み出すことができなくなる。
あまりにも偏り過ぎるのは、調和の取れる状態に戻すのに大きな手間がかかってしまう。
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あげようと思えば、炎上のデメリットはもっとたくさん出てくるでござる。
炎上を狙わなくても、読んでくれる人が楽しんでくれたり、何かしらのキッカケになるような記事を、こなゆき自身はこれからも書いていきたいでござる。
ちなみに、この記事を書くキッカケになったのは、こちらの記事。
みどりの小野さん。
炎上している某人物に対する意見と、ひどいことを言う人に対する気持ちが
この記事を書く後押しをしてくれました。
論理性と感情の伝わる書き方が印象的で、ちょくちょくチェックしてます。
また、夜の更新も楽しみにしていてくださいね!
夜は楽しい記事が書けるといいな!