13日、都内で『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』第1話の完成披露試写会&舞台挨拶が行われました。出席したのは、チーム“いつ恋”が誇るキャスト陣――有村架純さん、高良健吾さん、高畑充希さん、西島隆弘さん、森川葵さん、坂口健太郎さんです。まずは、出演者のみなさんのコメントをご紹介しましょう。
杉原音役 有村 架純さんのコメント
完成披露の日を凄く緊張しながら、毎日そのことばっかり考えて過ごしてきたんですが、見てくださったみなさんが嬉しいお言葉をかけてくださったので、ちょっとだけホッとしていまここに立っています。1話を見てみなさんがどう感じてくれたのかわからないですけど、私たちは本当にこの作品を最後まで素晴らしい作品にするんだ、という気持ちでいま撮影に臨んでいるので、その思いがしっかりとドラマに詰まっていたらいいなと思っています。
曽田練役 高良 健吾さんのコメント
この月9に参加させてもらっていること自体がチャレンジだったんですけど、すでに(クランクインから)2ヵ月経っているんですね。とにかくチームが最高にいいです。すでにいままで感じたことない感情とか、現場に立ってて自分が思うこととか、絶対にこれをやらなかったら感じられなかったことだらけで、ホントに感謝しかありません。またこの曽田練という役も、「本当にこういう人がいたらいいな」と思うし、「この人だったら手紙を届けに行く」とか「この人だったらこういう行動をする」とか、そういうものに自分自身も刺激をもらえます。とにかくいい現場で、毎日現場を感じながら演じています。
日向木穂子役 高畑 充希さんのコメント
人生初のお色気担当なので、クランクインから動揺していました。緊張もたくさんしたし…。自分が普段絶対言わないようなセリフとか、実際いたら絶対仲良くなりたくないな、という感じのことばっかり言う人で、相当ぐちゃぐちゃでこじらせちゃってて…。これ、当て書きみたいなんですけど、それぞれに合った役を坂元(裕二)さんが書いてくださっていると聞いて、坂元さんの目に私がそんな風に映っているんだったら凄いショックだな、って思っています(笑)。特に、主演のふたりのキャラクターがもの凄く愛すべきもので、誰よりヒロインのことを応援しているんですけど、誰よりヒロインを邪魔していきます、これから。どんどんややこしくなっていくんで、楽しみにしていただけると嬉しいです。
井吹朝陽役 西島 隆弘さんのコメント
(この6人の)平均年齢24・5歳なんですね? その中で一番平均年齢を上げている29歳の男なんですけど(笑)。僕も、音と練の関係性をかき混ぜるというわけではないんですけど、架純ちゃん演じる音に思いを寄せて、そこからどういう展開になっていくのか…というのが軸になっている男です。1話を見ていただいて…そうですね、僕は1話ほとんど出ていないですね(笑)。おそらく、練の車の下とか、いろんなところにいるんじゃないかと思うんですけど(笑)。面白くなかったですね、すいません(笑)。2話3話以降、徐々に朝陽がどういう人なのか出てくると思いますし、主役のおふた方にどう関わっていくのか…6人がいろんな形で絡んでいる姿を見ていただいて、ラブストーリーの見え方もありますし、各々の生活においてみなさんにもリンクするようなところもいっぱい出てくると思いますので、楽しんでいただけたらな、と思います。
市村小夏役 森川 葵さんのコメント
小夏は1話では20歳なんですけど、つい最近、自分も成人の日を迎えて、そんな20歳という記念の年に、自分と同じ年齢の役を、月9という歴史あるところで演じられるのは幸せなことだな、と思いながら、毎日会津弁と格闘しながら、撮影頑張っています。このドラマで、小夏と一緒に成長していけたらいいな、と思っています。1話では全然会津弁出てきてないんですけど、これから結構出てくるんで、福島の会津弁を話している方々には、厳しく採点していただけたらいいなと思います。
中条晴太役 坂口 健太郎さんのコメント
台本を読んだとき、晴太って少し不思議な男の子だなと思ったんです。多分、良いことも悪いことも…自分の中の正義はあるんですけど、多分、深く考えずにやっちゃってるのかな、と最初思ったんです。でも、晴太の中にはしっかり1本、自分の中で決めていることもあると思うし、僕は凄く晴太という役を好きになれたので、現場で撮影していても凄く楽しいです。先ほど高良さんも言ってたんですけど、ホントに現場を愛せるんです。こんなに愛せる現場に入れる、というのもありがたい限りで。映像にも、「月9」「恋」「愛」というものの深いところが出ていると思うし。現場を重ねていくうちに、どんどん楽しくなっていくというは初めての感覚でした。このままこの作品や現場をもっと愛していきたいし、これからもっともっと面白い展開になっていくと思うので、楽しみにしていてください。
撮影は現在5話まできていますが、「4話の台本を読んだときも凄く苦しくて、台本を読みながら泣いて…撮影を放棄しようと思ったくらいで(笑)」と有村さんもおっっしゃっていたように、ドラマには随所に心に響くシーンやセリフがちりばめられています。そこで今回は、出演者のみなさんに事前に1話~5話の中から“心に響いたセリフ”を選んでいただき、セリフっぽくそれを紹介してもらうという企画も行われました。
有村架純さんが選んだのは1話に登場する「葡萄の花は葡萄の味がする。バナナの花はバナナの味がする。桃の花は桃の味がする」。その理由は「音の中で、小さいころから母に聞かせられていた言葉で、この言葉が音のつっかえ棒というのもあって…。手紙も何度も何度も読み返して、何回も口にした口癖のようなセリフですけど、それが心に残っています」とのことでした。一方、高良健吾さんは「さすけねぇ」。「これは練の地元の方言なんですけど、『大丈夫』という意味。練は東京に出てきてから何回も心が折れそうになった瞬間があると思うんです。そのときに、必ずおじいちゃんが言っていた『さすけねぇ』という言葉にずっと救われてきたと思うんです」とおっしゃっていました。ちなみに、「大切なセリフは全部ネタバレになってしまう」ということで高畑充希さんが選んだのは「手ブラ、好きと?」、西島隆弘さんが選んだのは「僕だったら、君に両想いをあげられるよ」、森川葵さんが選んだのは小夏のセリフではなく晴太の「どこにでもいる子になりたくない子って、どこにでもいるよ」、その晴太役を演じる坂口健太郎さんは「僕と、契約しよ」というセリフをそれぞれ選んでくれました。
さらに、この舞台挨拶にスペシャルゲストとして登場してくれたのは、ドラマの主題歌「明日への手紙」を歌う手嶌葵さん! 有村さんたちキャスト陣の目の前で「明日への手紙」を披露した手嶌さんは「とても緊張しました」とおっしゃっていましたが、観客のみなさんはもちろん、キャスト陣もその美しい歌声に大感激されていました。
『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』は来週18日(月)のよる9時からスタートします! 是非、チェックしてください!!