主題歌は手嶌 葵さんの『明日への手紙』
2016年1月18日(月)スタートの新月9ドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』は、数々の名作を世に送り出してきた坂元裕二さん脚本による本格ラブストーリーです。有村架純さん、高良健吾さん、高畑充希さん、西島隆弘さん、森川葵さん、坂口健太郎さんという旬な若手俳優陣を迎え、東京という街に飲み込まれそうになりながらも必死に生きようとする若者たちのリアルな恋を丁寧に描いていくこの作品を、さらに彩り豊かにしてくれる主題歌&共演キャスト陣が発表になりました。
主題歌は、手嶌葵さんが歌う『明日への手紙』。このドラマの世界観に見事にはまる歌詞とせつなくなるような珠玉のメロディーを、聴く者の心の奥深くまで染み込んでいく“特別な歌声”をもった手嶌葵さんが歌い上げる名曲です。
東京という街の片隅で、自分の抱える困難に縛られながらも必死でもがき、前向きに生きようとしている若者たちの恋を描くこの作品にとって、一体どんな曲が主題歌に相応しいのだろうと考えていたプロデューサーの村瀬健がたどり着いたのが手嶌葵さんの声でした。「人から見たら過酷すぎる境遇にありながら、決して暗くならずに明るく前向きに生きてきたことで、練(高良健吾)という運命的な相手と出会うことになる主人公・音(有村架純)の心情を『歌』という形で表現できるのは手嶌さんの声以外にないと思いました。手嶌さんの歌声は、日本でもっとも“せつない声”だと思います。曲の前に、手嶌さんのあの声こそがこのドラマの世界には必要だと思ったのです」。そんな思いで手嶌さんのアルバムを聴いていた村瀬は、ある曲に出会いました。それがアルバム『Ren’dez-vous』に収録された『明日への手紙』でした。
この曲こそ主題歌にふさわしいと考えた村瀬は、すぐさま手嶌さんサイドに連絡。主題歌起用の快諾を頂くのはもちろんのこと、そういうことであればもう一度この曲を作り直しましょう、という話になり、このドラマのためだけのオリジナルバージョンを作ることが決定したのです。そして、村瀬が以前から親交のあった音楽プロデューサーの蔦谷好位置さんに依頼。現代の日本音楽シーンを牽引し、若手NO.1との呼び声も高い蔦谷さんは、『明日への手紙』を聴き、その楽曲の良さと、同時に読んだ坂元裕二さんによる脚本の内容に感銘を受け、リアレンジ、ピアノ演奏を含むトータルプロデュースを快諾、村瀬からの「都会のアスファルトに咲く一輪の花のようなイメージにしてください」というオーダーに応え、シンプルかつ感動的なアレンジを施し、この名曲に新しい命を吹き込んだのです。
蔦谷さんによる新アレンジを受け、手嶌葵さんにも新たにヴォーカルを歌い直して頂き、完全なる新バージョンの『明日への手紙』が誕生しました。手嶌さんも、台本を読み、このドラマの内容に合わせて、二十歳くらいのころの気持ちを思い出し、新しい気持ちで歌い直したと言っています。
また主演の有村架純さん、高良健吾さんもこの曲を聴いて、強い感銘とインスピレーションを受けたようです。
有村 架純さんのコメント
こんなにストレートに作品と合致する歌があるなんて・・・と凄く凄く驚きました。そしてなにより、作品の中で生きる人たちの気持ちが歌詞で表されていて本当に心が締め付けられるような思いでした。手嶌さんの歌声はきっとこのドラマをより切なく、より愛おしくして下さると思います。壊れないように大切に大切にしたくなります。私はこの歌が大好きです。作品を観て下さる方々にこの歌の想い、ドラマの想いが届きますよう心から願っています
高良 健吾さんのコメント
聞いた瞬間本当に鳥肌がたちました。ドラマの最後に手嶌葵さんのすてきな声が流れてくるイメージが浮かんで、ぴったりだと思いました。一生懸命に生きている方々が東京にもたくさんいるはず。うまくいかなくても東京に生きていて、自分に何もないと腐れてしまいそうになっている人物がこのドラマには出てきます。そんな役を通して視聴者の皆さんに届けられるものがたくさんあるはずと信じています。ドラマの登場人物それぞれが抱えている過去や今が描かれたあとに、最後に手嶌さんの主題歌が癒やしてくれることになると思います
物語の中で運命的に出会う音と練のように、奇跡ともいえる出会いを果たした『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』と『明日への手紙』。ドラマはもちろん、主題歌にも是非ご注目ください。
豪華俳優陣が勢ぞろい
そして、『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』には、見る者の心の奥深くまで染み込むドラマの世界をより味わい深ものにしてくれる、個性豊かな豪華俳優陣が名を連ねています。
高良さん演じる練や友人たちを優しく包み込み、たまり場となる家の主である静恵役には、八千草薫さん。さらに、有村架純さん演じる音の養父に柄本明さん、養母に大谷直子さん、練を男手ひとつで育ててきた祖父、曽田健二役に田中泯さん、クセの強い社員が揃う運送会社を切り盛りする女社長役に松田美由紀さん、西島隆弘さん演じる朝陽の父であり介護事業で巨万の富を築いたグループ会社社長・征二郎に小日向文世さん、練に厳しく当たる虚言癖のある運送会社先輩・佐引役に高橋一生さん、朝陽の兄で、征二郎の会社に勤める和馬役には福士誠治さん、と一瞬にしてその場の空気を変えてしまう名優陣が顔をそろえています。さらに第1話のストーリーで重要な鍵を握る地元の名士・白井篤史を演じるのが安田顕さん。この白井の登場が、音に大きな決断を迫ることになります。
そして、6人のメインキャストを取り巻く仕事場の面々にも、フレッシュな顔ぶれが揃いました。舞台、ミュージカルの世界で高い評価を得てきた浦井健治さんは、介護施設で容赦なくハードな仕事を言い渡すパワハラ所長役で登場。映画のヒロイン役で注目された永野芽郁さんは、悪気はないのだが結果的に音に負担をかけてばかりの後輩役で出演。園子温監督作品などで注目を集める桜井ユキさんは、冷静に介護の現場を見守り上司にも意見する音の先輩役に。テレビだけでなく映画界でも一目置かれる存在である若き名優・森岡龍さんは、練の手強い先輩役として登場。さらに、モデルとしても活躍中の林田岬優さん、独特の個性を放ち話題を呼びそうな我善導さんも登場します。
出演者の全員が口をそろえて言うのが、坂元裕二さんによる脚本の素晴らしさ。毎回、台本をもらうたびに泣いてしまうと誰もが言います。出演者の間では、お互いに「どこで泣いたか」、「どのセリフが一番好きか」を話し合うのが日常的になっています。坂元さんの生み出した脚本を道しるべに、現在、スタッフ、キャストが一丸となって、日々撮影に邁進しています。来たる、2016年1月18日、『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』が、多くの方々の心に届く日を、心待ちにしております。
作品情報
フジテレビ系月9ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」主題歌
手嶌葵 「明日への手紙」
2016年2月10日(水)発売
シングル
VICL-37147
¥1,200+税
手嶌 葵さんプロフィール
1987年、福岡県出身。
「The Rose」を歌ったデモCDをきっかけに、2006年公開のジブリ映画「ゲド戦記」の挿入歌「テルーの唄」と主題歌の歌唱、ヒロイン"テルー"の声も担当しデビュー。
来年6月にデビュー10周年を迎える。
2011年には、同じくジブリ映画「コクリコ坂から」の主題歌も担当。
これまでに洋画音楽からセレクトした曲を集めたアルバムを3作発表。
昨年には、「Cinematic」をコンセプトとした10thアルバム「Ren’dez-vous」をリリース。
聴き手の心を揺さぶるその類稀なる歌声は、数々の主題歌やCMソングに求められ続けており、近年はライブ活動も積極的に行っている。
手嶌 葵さんのコメント
昨年リリースしたアルバムに収録されていた私自身にとっても大事な曲でしたので、今回ドラマの主題歌に選んでいただけたことで、また多くの方々に聴いていただける機会になることを嬉しく思っています。ドラマを見て下さる方々に優しく寄り添えればいいなと思っています