それは、永遠に色褪せない記憶。
2016年1月18日(月)スタートの新月9ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」。耳に残る印象的なフレーズをタイトルに据えたこのドラマは、ともに民放連ドラ初主演となる有村架純さんと高良健吾さんのおふたりを主演に迎え、視聴者の心を揺さぶる多くの名作を世に送り出してきた脚本家・坂元裕二さんが繊細なタッチで描き出す、東京の街を舞台にした本格ラブストーリーです。それぞれに辛い過去を背負っているにも関わらず明るく前向きに生きようとする主人公・音(有村架純)と練(高良健吾)のふたりを中心に、彼らを取り巻く木穂子(高畑充希)、朝陽(西島隆弘)、小夏(森川葵)、晴太(坂口健太郎)という4人の男女の想いが複雑に絡み合いながら物語が進んでいく群像ラブストーリーでもあります。彼ら6人が、東京という街を舞台に紡ぎ出す小さな恋の物語。それは、人から見たら何でもない話なのかもしれません。でも、彼らにとっては、永遠に色褪せることのない物語なのです。
若者たちは、生きるために、全力で恋をする。
東京に限らず、今この時代を生きるすべての人が、それぞれに悩みや困難を抱えながら生きていることと思います。このドラマに登場する若者たちも一緒です。過去や現在の困難に縛られ、苦しみながら、自分の人生を受け止めて生きている。なんとか今の生活から抜け出そうともがいている者もいれば、厳しい現実を前に自分を偽って生きている者もいる。苦しみから逃げるようにして今の生活に潜り込んだ者もいる。彼らの姿を見ていると、他人のせいにして自分にあきらめさせた夢、自分自身をごまかそうとしてわざと閉じた目、痛みを感じないためにわざと麻痺させた心……そんな自分自身の姿が思い起こされるのではないでしょうか。彼らは、やがて、恋をすることで救われていきます。誰かを好きになることで、この街で生きる希望を見出していくのです。「人生はきつい、でも恋をしてるときは忘れられる」。その想いを、彼らと一緒に感じてもらえればと思います。
東京で生き、そして恋をする若者たちの、2010年秋にはじまり2016年春まで続く5年間に渡る長い物語を、連続ドラマだからできる10時間以上という長い時間を使って丁寧に描いていきます。「人を好きになる瞬間」、「その想いが叶わなかったときの痛み」、そして「時とともに訪れる心変わり」、さらには、やがて訪れてしまうかもしれない「恋の終わり」……。そんな、恋愛だからこそ生まれる「心の変遷」を、連続ドラマならではの丁寧さで描いていきます。
いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう
このタイトルが意味するものとは、いったい何なのか。北は北海道から、南は福岡まで……それぞれの地方から、それぞれの理由で上京し、東京という街で苦しみながらも必死で生きている6人の若者たちが、5年という長い年月をかけて紡いでいく恋物語。
せつなくて、胸の奥がキュンと痛くなる、そんな、冬の月9にふさわしい「リアルラブストーリー」にご期待ください。