北海道新幹線 開業 東京行きの一番列車が出発
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北海道と本州を結ぶ北海道新幹線が26日開業し、午前6時半すぎに東京行きの一番列車が新函館北斗駅を出発しました。新幹線の開業が地域の活性化にどこまでつながるか注目されます。
北海道新幹線は整備計画の決定から43年を経て新函館北斗と新青森の間、149キロの区間で26日開業し、新函館北斗と東京の間が最速4時間2分で結ばれます。
新函館北斗駅には早朝から一番列車に乗る乗客や出発の様子を見ようと集まった市民など500人以上の長い列ができました。このうち一番列車に乗るために先頭に並んでいた神奈川県の会社員、馬場健太郎さん(29)は去年3月の北陸新幹線の開業日も金沢駅に一番最初に並んだということです。26日の新函館北斗駅周辺は晴天に恵まれたものの気温は氷点下2度まで下がり、馬場さんは「寒いですがいよいよ開業すると思うと期待と楽しみでいっぱいです」と話していました。
そして午前5時45分に駅の営業が始まると、並んでいた人たちは駅員に誘導されて続々と駅舎の中に入っていきました。
構内では記念の式典が行われ、関係者がくす玉を割ったあと、午前6時35分に新函館北斗駅の鳴海正駅長の合図で上りの一番列車「はやぶさ10号」が東京へ向けて出発しました。
新函館北斗駅には早朝から一番列車に乗る乗客や出発の様子を見ようと集まった市民など500人以上の長い列ができました。このうち一番列車に乗るために先頭に並んでいた神奈川県の会社員、馬場健太郎さん(29)は去年3月の北陸新幹線の開業日も金沢駅に一番最初に並んだということです。26日の新函館北斗駅周辺は晴天に恵まれたものの気温は氷点下2度まで下がり、馬場さんは「寒いですがいよいよ開業すると思うと期待と楽しみでいっぱいです」と話していました。
そして午前5時45分に駅の営業が始まると、並んでいた人たちは駅員に誘導されて続々と駅舎の中に入っていきました。
構内では記念の式典が行われ、関係者がくす玉を割ったあと、午前6時35分に新函館北斗駅の鳴海正駅長の合図で上りの一番列車「はやぶさ10号」が東京へ向けて出発しました。
下りの一番列車が到着
新青森駅を出発した下りの一番列車「はやて91号」は、午前7時15分ごろ青函トンネルを通り抜けて北海道に入り、沿線に集まった人たちの歓迎を受けながら午前7時38分に新函館北斗駅に到着しました。駅の構内では、北海道の高橋知事らが「ようこそ北の大地、北海道へ」と書かれた横断幕を持って乗客を出迎えました。
このあと乗客は、新函館北斗駅と函館駅を結ぶ列車「はこだてライナー」に乗り込んで函館に向かっていました。このうち親子連れの乗客は、「新幹線の車窓から函館の景色を楽しみました。きょうは朝市に行ったあと函館山にも登ってみようと思います」と話していました。また千葉県から訪れた72歳の女性は「あっという間でしたが、とても快適でした。函館山からの景色が楽しみです」と話していました。
26日、函館市などでは観光客をもてなすさまざまな催しが行われる予定です。北海道と本州を結ぶ交通網が新たな時代に入ったことで、観光やビジネスの活性化にどこまでつながるか注目されます。
このあと乗客は、新函館北斗駅と函館駅を結ぶ列車「はこだてライナー」に乗り込んで函館に向かっていました。このうち親子連れの乗客は、「新幹線の車窓から函館の景色を楽しみました。きょうは朝市に行ったあと函館山にも登ってみようと思います」と話していました。また千葉県から訪れた72歳の女性は「あっという間でしたが、とても快適でした。函館山からの景色が楽しみです」と話していました。
26日、函館市などでは観光客をもてなすさまざまな催しが行われる予定です。北海道と本州を結ぶ交通網が新たな時代に入ったことで、観光やビジネスの活性化にどこまでつながるか注目されます。
国土交通相「皆さんに愛される鉄道に」
石井国土交通大臣は26日朝、新函館北斗駅で行われた北海道新幹線の出発式に出席したあと記者団に対し、「沿線の皆さんが待ち焦がれ長年の悲願だった北海道新幹線が開業してうれしく思う。北海道新幹線の開業が、交流の活発化や地域経済の活性化に大きく貢献することを期待するとともに、安全に運行され利便性高い路線になることで、長く利用者や沿線の皆さんに愛される鉄道になってほしい」と述べました。