照屋健 興野優平、古田寛也
2016年3月26日05時07分
川崎市の有料老人ホームで入所者の男女3人が転落死した事件で、神奈川県警は25日、女性を殺害したとして、元職員の今井隼人容疑者(23)を殺人容疑で再逮捕し、発表した。殺人容疑での逮捕は3度目。調べに、「黙秘します」と話しているという。
今回の逮捕容疑は2014年12月31日未明、川崎市幸区幸町2丁目の老人ホーム「Sアミーユ川崎幸町」で、浅見布子さん(当時96)を6階のベランダから落とし、殺害したというもの。浅見さんは609号室で暮らしていたが、601号室まで移動し、ほかの2人と同じように施設南西側の裏庭に転落していた。
捜査関係者によると、今井容疑者は2月の最初の逮捕前後の調べに対し、「浅見さんは徘徊(はいかい)がひどかった」「歩かせて601号室まで移動させた」と説明したという。
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朝日新聞社会部
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