2016年3月25日21時21分
名古屋市千種区の高級分譲マンションで、耐震設備の「構造スリット」(すき間)に施工不良があることが分かった。管理組合によると、設計図面にある約550カ所のうち6割で、すき間の深さが足りないなどの問題があった。建設したゼネコンの安藤・間(東京)が施工不良を認め、補修工事をしている。
千種区星が丘元町の分譲マンション「フォレスト東山パークハウス」(128戸)。2003年に完成し、三菱地所(東京)が最高1戸2億円で販売した。
構造スリットは、壁の揺れを柱に伝えないために柱と壁の間に作るすき間で、緩衝材を入れることもある。管理組合の調査では、図面では約550カ所あるはずのスリットが、106カ所で施工されていなかった。深さが足りない箇所が196カ所、ゆがみなどが12カ所あったという。
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朝日新聞社会部
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