Ｖ６岡田、いつか阿部さんとエベレスト登頂　映画「エヴェレスト−」トークショー

　人気アイドルグループ「Ｖ６」の岡田准一（３５）が主演する映画「エヴェレスト　神々の山嶺」の大ヒット記念トークショーが２４日、東京・有楽町のＴＯＨＯシネマズスカラ座で開かれ、３人のレジェンド登山家がゲストで駆けつけた。

　顔をそろえたのは世界最高齢（８０歳）でのエベレスト登頂記録を持つ三浦雄一郎さん（８３）と、女性初のアルプス三大北壁登攀（とはん）者となった医師で登山家の今井通子さん（７４）、映画の山岳監修を務めた日本山岳協会会長の八木原圀明さん（６９）。岡田は「伝説の山やさん（登山家）たちとお話ができて幸せです！！」と感激しきりだった。

　映画の感想を問われた三浦さんは「一流の登山家の足取りや雰囲気が出ていた。演技だけじゃないアスリート的な登山家」と評価。今井さんも「ヨーロッパでは山岳映画祭をやっています。ぜひ出品してください。日本よりもウケちゃうかも。（岡田は）国際俳優になるよ！！」とプッシュした。

　三浦さんはこの日、８５歳でヒマラヤ山脈にある標高世界第６位の高山、チョ・オユー（８２０１メートル）の登頂を次の目標に掲げた。新たな伝説に向かってあくなき挑戦を続ける超人に感銘を受けた岡田は「僕も（共演者の）阿部（寛）さんと約束させていただいたので、いつか阿部さんとエベレストを登りたい」と、撮影で挑んだ５０００メートルよりもさらに過酷な登頂を宣言した。

　そんな岡田に、三浦さんは世界最高齢でエベレスト登頂を達成した際に使用したカラビナ（登山用の金属リング）をプレゼントした。

　「僕の命を救ってくれたお守りです」という言葉の重みをかみしめながら、岡田は「チャレンジ精神の塊のような魂がこもっています。毎日かばんにつけて、チャレンジできる人生を歩みたい。阿部さんにも自慢したいですね」とうれしそうに笑顔を見せた。