蹴球探訪
フロンターレと陸前高田市
築かれた新たな絆
(3月16日)
【プロ野球】大谷、いきなり自己最速162キロ超え宣言2016年3月25日 紙面から
開幕マウンドへの準備は整った。昨年に続いて2年連続で大役を務める日本ハム・大谷。QVCマリンでの最終練習では、キャッチボールなど軽めの調整。今年に懸ける熱い思いとは正反対のような感じに、リラックスしていたが、報道陣に囲まれると、強い決意を示した。 「カードの頭ですし、シーズン最初ですから大事だと思います。初戦を取れるように一生懸命頑張りたい」。キッパリとこう言った。 グラウンドに現れるなり、柔和な表情で笑顔を振りまいた。開幕投手を初めて務めた昨年。札幌ドームでの開幕前日練習は緊張した表情のように見受けられた。やはり昨年の経験が大きいのだろう。2度目となったクライマックスシリーズ(CS)の先発、プレミア12には侍ジャパンの中心として出場。大舞台を経験し、精神的にも一回り成長した。その姿がこの日の練習にも現れていた。 リーダー格の中田は後輩を思いやり、「ど真ん中のボールでも、そう簡単には打てないと思う。適当でいいと思うし、自然体で投げてくれれば」とエールを送った。大谷は「4年目なので、まだ緊張する。その中でいいボールを投げられれば」と、しびれるような緊張感の中でも、自らのパフォーマンスを最大限出すと誓った。 2日の巨人とのオープン戦(札幌ドーム)で自己最速タイの162キロをマーク。開幕戦での最速更新の期待にも「しっかりと抑えていく過程で持ち味を出せたら」と意欲を見せた。涌井との最多勝対決。2年連続の開幕白星発進に向け、さらに進化した直球を投げ込んでいく。 ◆昨年の大谷の開幕戦大谷は昨年、3月27日の楽天戦(札幌ドーム)に初の開幕投手として登板し、勝利投手となった。5イニング2/3を被安打3の1失点で、ストレートの最速は159キロ。3−1と2点リードした6回途中に右ふくらはぎがつり、大事を取って降板したが、リリーフがリードを守り切った。チームの先輩であるダルビッシュも成し得なかった高卒3年目での開幕戦勝利を手にし、「緊張はあったけど、大勢の中で投げられて幸せでした」と語った。 PR情報
|