蹴球探訪
フロンターレと陸前高田市
築かれた新たな絆
(3月16日)
【プロ野球】由伸監督「結果がすべて」 野球賭博騒動、金銭問題…嵐の船出2016年3月25日 紙面から
さあ、由伸巨人の出陣だ。船出を控え、24日に東京ドームでの練習を終えた高橋由伸監督(40)は「監督としての本当のスタート。ちょっと特別なところはある」と身震い。独特の緊張感を全身に染み込ませ、開幕戦のタクトを振るう。 取り巻く環境は、1年前までと全く違う。「第18代巨人監督」の看板。痛感するのは、チームを勝利へと導く使命の重さだ。マウンドは菅野に任せる。攻撃陣は−。この日のシートノックで異変があった。長野が守備に就かず、左翼でのスタメンが確実視されていたルーキー重信が立岡とともに中堅に。空いた左翼には亀井が入った。 重信のポジションについて聞かれた指揮官は、「僕も『あれ? 何でセンターにいるんだろ』って思いましたよ」とニヤリ。長野についても「普通に試合に出て、やってくれれば、練習はどういうふうにしようが(気にしない)。心配していない」とケムに巻いた。 陽動作戦…。いや、新指揮官の野球は、あくまでも王道だ。「やれることはやったと思う。でも、結果が出なければ、その準備も良かったとは言えなくなる。結果がすべて」。この非情なまでの『結果主義』こそ、高橋由伸の野球道だ。 今月に入って4人目の野球賭博関与が発覚。さまざまな金銭問題も明るみに出た。「われわれはグラウンドで良いものを見せることしかできない。そういうことを心に留めてやっていく」。荒波に揺れようとも、チームは前に進む。就任1年目で再建、新生を託された指揮官の眼に力強い光が宿った。 (井上学) PR情報
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