【モスクワ=田村雄】インターファクス通信などによると、ロシアのショイグ国防相は25日、クリル諸島(北方領土を含む千島列島)の沿岸防衛で、年内に地対艦のミサイル防衛システムを配備すると表明した。

 ロシアが進めている北極海経由の海上交通路(シーレーン)の防衛強化の一環とみられ、北方4島に同システムが配備される可能性もある。

 このほか、ショイグ氏は同諸島にロシア海軍太平洋艦隊の艦船が停泊できる軍港を建設する可能性もあるとして4月から調査隊を派遣することも明らかにした。