「黄海守護の日」 朴大統領「北の挑発は容認しない」

【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が25日、中部の国立墓地、大田顕忠院で開かれた「西海(黄海)守護の日」記念式に出席し、国を守るため命をささげた「護国勇士」をたたえ、北朝鮮の挑発を決して容認しないとの決意を新たにした。

 西海守護の日は、2002年の韓国と北朝鮮間の銃撃戦である第2延坪海戦や2010年の韓国海軍哨戒艦「天安」撃沈事件、延坪島砲撃事件など北朝鮮が黄海で起こした武力的な挑発を振り返ることで、現存する北朝鮮の脅威に対し国民の安全保障の意識を高めるために制定された。

 朴大統領は式典に先立ち、その戦死者の墓を参った。

 式典には犠牲者の遺族や政府関係者ら約7000人が出席した。

 第1回の今回は「国民のひとつとなった力だけが北の挑発を永遠に断つ道です」をスローガンとした。朴大統領は21日の青瓦台(大統領府)首席秘書官会議で、「国民のひとつとなった力だけが北の挑発を永遠に断つ道であり、わが将兵が自分の命で守ろうとした韓国を全国民が団結した覚悟で守り通さなければならない」と強調した。

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