アダルトグッズに社員の似顔絵 会社に賠償命令
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アダルトグッズの制作会社の元社員が、商品のパッケージに似顔絵を載せられるなど繰り返し嫌がらせを受けたと訴えた裁判で、東京地方裁判所は「人格権の侵害も甚だしい」と指摘し、会社側に未払いの賃金も含め660万円余りの賠償を命じる判決を言い渡しました。
東京都内に本社があるアダルトグッズの制作会社で働いていた男性は、抑うつ状態になって3年前に退社し、会社と社長に慰謝料や未払いの賃金の支払いを求める訴えを起こしました。
男性が商品のパッケージに自分の似顔絵を載せられるなど繰り返し嫌がらせを受けたと訴えたのに対して、会社側は「本人の似顔絵ではなく、嫌がらせはしていない」と主張していました。
25日の判決で、東京地方裁判所の吉田光寿裁判官は「会社は男性の抗議を無視して似顔絵つきの商品を販売し続けている。男性の羞恥心は消しようがなく、人格権の侵害も甚だしい」と指摘し、会社と社長に対し、未払いの賃金も含め合わせて660万円余りを賠償するよう命じました。
判決について会社は「コメントできない」としています。
男性が商品のパッケージに自分の似顔絵を載せられるなど繰り返し嫌がらせを受けたと訴えたのに対して、会社側は「本人の似顔絵ではなく、嫌がらせはしていない」と主張していました。
25日の判決で、東京地方裁判所の吉田光寿裁判官は「会社は男性の抗議を無視して似顔絵つきの商品を販売し続けている。男性の羞恥心は消しようがなく、人格権の侵害も甚だしい」と指摘し、会社と社長に対し、未払いの賃金も含め合わせて660万円余りを賠償するよう命じました。
判決について会社は「コメントできない」としています。