福角元伸
2016年3月25日21時46分
東京ドームの記者席で、開幕戦のセレモニーを見ていた。球春到来という、華やいだ気持ちには、なれなかった。巨人の4選手が関与した野球賭博問題や、多くの球団で次々と発覚した選手間での金銭の授受問題に、正直、うんざりしていたからだ。
現役選手が野球賭博などの有害行為に関与したのは「黒い霧」事件以来。1969年から70年に暴力団とプロ野球選手が関係した野球賭博と八百長が発覚し、複数球団で計20人が処分された球界の暗い歴史だ。
今回は、反社会的勢力との関係は確認されていないが、歴史は繰り返された。日本野球機構(NPB)は調査の継続を約束している。野球賭博に関わりながら、申し出ていない選手を対象に、処分減免を視野に入れた自主申告制度、つまり「司法取引」に似た制度の導入も検討している。裏を返せば、それほどまでしなければ、全容解明が難しいことの証しでもある。
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