一般財団法人 日本刀剣博物技術研究財団
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Q&A:大倶利伽羅広光の展示について
Q&A:大倶利伽羅広光の展示について
薬師寺や中鉢美術館などに寄せられたご質問から抜粋してお答えします。
類似する質問については質問内容を要約し、まとめてお答えさせていただきます。
※Q&Aは順次更新致します。
大倶利伽羅広光の展示について
【3/25更新】
Q1.なぜ日程が決まるのが遅れたのですか?
所有者の仕事が海外、国内とも急増し、準備ができなかったためです。
所有者は平均睡眠時間2.5時間というハードなスケジュールをこなし続けているので、ボランティア活動が後回しになったためです。
薬師寺は檀家がない(お墓もない)学問的な性質を持つためオープンな明るい雰囲気のお寺です。
そのため、刀のセキュリティーを強化する時間が必要だったためです。
Q2.期間を1日だけで2時間~3時間というのは短すぎませんか?
短いと思います。
しかし異常な大倶利伽羅ファンからの不審な電話や脅しに近いことなどがあったため、「日本刀を次世代に健全な姿で伝えること」との両立を考慮し、短くしました。
Q3.午後だけではなく午前から公開できないですか?
セキュリティー上、搬入搬出の時期や方法などを工夫して延長するようにします。
現在の公開予定時間は、午前9時から午後5時までになっています。(午後4時に受付終了です。)
Q4.失礼な質問ですが薬師寺で展示することで、どのくらいのお金が入るのですか?入場料の何%が財団や所有者に入るのですか?
所有者、財団ともお金は受け取りません。全くの無償です。
反対に搬入搬出の費用、人件費、宿泊費、交通費などすべての経費が持ち出しとなり、収支としてはかなりのマイナスです。
この展示はボランティア的な活動です。
拝観料など薬師寺様の収入は、現在修復中の国宝 東塔などの費用の一部になれば幸いと考えています。
日本文化の保存と伝承にご協力いただきたいと思います。
Q5.大倶利伽羅の所有者は個人ですか?法人ですか?財団の所有だとネット上に出ていたのですが・・・?
個人所有です。
財団の所有ではありません。「財団は関与する刀剣」と明記してあり所有とは記していません。
Q6.大倶利伽羅広光は重要文化財ですか? 重要美術品ですか? その取り扱いはどうなりますか?
重要美術品です。
質問者の中には重要美術品はオールフリーで一般の刀剣と同じと勘違いしている方がおられました。
重要美術品は必ずしも自由には取り引きできません。
まず海外への売却はできません。その他は重要文化財に準ずるとされています。
今回もどの刀をどこで、期間はいつからいつまでなどの報告を求められました。
業者の中にはこれを知ってか知らずか海外へ売却した者もおります。けしからんと考えています。
現に海外に流出した重要美術品の日本刀を買ってほしいとの申し出がありました。
良い物はできる限り海外からも回収して、日本に戻したいと思っています。
Q7.他の美術館に貸し出す場合、コラボをしていなくても貸し出すのですか?
当財団はどこともコラボはしていません。看板等も関与していません。
主催美術館や博物館の主体を尊重しており、コラボなどには少なくとも現在まで一切提携をしていません。
Q8.薬師寺の「噂の刀展」を観てきました。大きな声で「ガラスを割ったら担当者が出て来るのか」といった暴言を20分以上にわたり吐く人がいました。どうしてこのような人を放置しているのですか?
ツイッターやブログの内容や、暴言を吐く人に対しては法的処置を検討しています。
暴言を吐いた人の声や顔などは防犯カメラの映像で明らかになっています。
今後も誹謗中傷、暴言があるようであれば毅然と対処しますので、安心してご来場ください。
Q9.ゲームや漫画などで名刀の固有名詞が出てきています。所有者の了承を得ないでイラストレーターが擬人化したり作画しています。これらについての感想を聞かせてください。
所有者の了承なしに刀のイラストを作画することは
①刀の本来の魅力を伝えていない
②刀のイメージを崩す
③日本刀全体の人気を増やす
④その刀のイメージを左右する
⑤良くも悪くも所有者に迷惑をかける
など、いろんな意見が出ています。
法的な問題は今後検討するとして、当財団や(株)ブレストシーブは、不要な争いを好みません。
しかし、卑怯な者や事実に基づかない論評を流布する者については、毅然として対応します。
Q10.財団法人の運営費用はどうなっているのですか? 入場料などで賄っているのですか?
入場料は(株)ブレストシーブ、所有者、財団ともQ4.の回答のように一切受け取っていません。
薬師寺での展示は100%ボランティアで行っています。
運営費用は全て寄付金で賄っています。
研究費は個人からの寄付によって賄っており、個人からの技術提供、アイディアをいただいています。