狭い道でも速度違反取締りできる機械 運用開始
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スピード違反による交通事故を防ごうと、警察庁は、住宅街にある道幅の狭い通学路や生活道路でもスピード違反の取締りを行うことができる、小型の自動取締り機の運用を、埼玉県と岐阜県で25日から始めました。
警察庁によりますと、全国で起きたスピード違反が原因の交通事故は、去年1年間で755件で、このうち死亡事故の割合は29%と、ほかの違反の事故よりも高い傾向があります。
これまでのスピード違反の自動取締り機は、大型のため、高速道路や幹線道路に固定して設置するしかなく、住宅街にある道幅の狭い通学路や生活道路での取締りは難しいと指摘されていました。
このため、警察庁はおととし、従来よりも小型のものを埼玉県の生活道路や通学路で試験的に導入したところ、スピードを抑える効果が認められたとして、25日から埼玉県と岐阜県で運用を始めました。
新たに導入された取締り機は、速度の測定装置や三脚の部分が分解できて持ち運びができるものや、小型で固定式のものなど3種類です。
警察庁は、2つの県で取締りに活用して、効果的な運用の方法などについて検証したうえで、全国的な導入を進めていくことにしています。
岐阜県で小型の自動取締り機が設置されたのは大垣市内の市道で、周辺には小中学校やショッピングモールがある、歩行者や車が行き交う生活道路です。
機械の大きさは横が35センチ、奥行きが44センチで、従来型の機械と同様、違反者には後日、測定結果が通知されます。
地区の自治会長を務める加藤敏一さんは、「身近な道路で取締りが行われる戸惑いもあると思いますが、ドライバーが規制速度を意識するようになることは、いいと思います」と話していました。
岐阜県警察本部は、一定期間運用し、効果や課題を検証したうえ、本格的な導入を検討していくことにしています。
これまでのスピード違反の自動取締り機は、大型のため、高速道路や幹線道路に固定して設置するしかなく、住宅街にある道幅の狭い通学路や生活道路での取締りは難しいと指摘されていました。
このため、警察庁はおととし、従来よりも小型のものを埼玉県の生活道路や通学路で試験的に導入したところ、スピードを抑える効果が認められたとして、25日から埼玉県と岐阜県で運用を始めました。
新たに導入された取締り機は、速度の測定装置や三脚の部分が分解できて持ち運びができるものや、小型で固定式のものなど3種類です。
警察庁は、2つの県で取締りに活用して、効果的な運用の方法などについて検証したうえで、全国的な導入を進めていくことにしています。
岐阜県で小型の自動取締り機が設置されたのは大垣市内の市道で、周辺には小中学校やショッピングモールがある、歩行者や車が行き交う生活道路です。
機械の大きさは横が35センチ、奥行きが44センチで、従来型の機械と同様、違反者には後日、測定結果が通知されます。
地区の自治会長を務める加藤敏一さんは、「身近な道路で取締りが行われる戸惑いもあると思いますが、ドライバーが規制速度を意識するようになることは、いいと思います」と話していました。
岐阜県警察本部は、一定期間運用し、効果や課題を検証したうえ、本格的な導入を検討していくことにしています。