伊方原発3号機 7月下旬再稼働の計画示す
愛媛県にある伊方原子力発電所3号機について、四国電力は、再稼働に向けた最終段階となる使用前検査を原子力規制委員会に申請し、ことし7月下旬に原子炉を起動して再稼働させる計画を示しました。
伊方原発3号機は、去年7月、新たな安全対策が、原発事故のあとに作られた規制基準に適合しているとして、原子力規制委員会の審査に合格し、設備の詳しい設計を示した「工事計画」も認可されました。
これを受けて、四国電力は25日午後、3号機の再稼働に向けた最終段階となる「使用前検査」を規制委員会に申請しました。
それによりますと、来月5日から検査を始めて、6月下旬には原子炉に157体の核燃料を入れ、7月下旬に原子炉を起動して再稼働させる計画です。その後、発電と送電を開始し、8月中旬に営業運転に入るとしています。
伊方原発3号機は、原発事故の1か月後に定期検査に入って以来、およそ5年にわたり停止していて、この間、新たに導入されたり改造されたりした設備があることから、四国電力は丁寧に点検を進めたいとしています。
検査などで問題がなければ、鹿児島県の川内原発1号機と2号機、福井県の高浜原発3号機と4号機に次ぐ再稼働になる見通しです。
また、一部の核燃料に、使用済み核燃料から取り出したプルトニウムを混ぜたMOX燃料を使うプルサーマルが計画されています。
これを受けて、四国電力は25日午後、3号機の再稼働に向けた最終段階となる「使用前検査」を規制委員会に申請しました。
それによりますと、来月5日から検査を始めて、6月下旬には原子炉に157体の核燃料を入れ、7月下旬に原子炉を起動して再稼働させる計画です。その後、発電と送電を開始し、8月中旬に営業運転に入るとしています。
伊方原発3号機は、原発事故の1か月後に定期検査に入って以来、およそ5年にわたり停止していて、この間、新たに導入されたり改造されたりした設備があることから、四国電力は丁寧に点検を進めたいとしています。
検査などで問題がなければ、鹿児島県の川内原発1号機と2号機、福井県の高浜原発3号機と4号機に次ぐ再稼働になる見通しです。
また、一部の核燃料に、使用済み核燃料から取り出したプルトニウムを混ぜたMOX燃料を使うプルサーマルが計画されています。
四国電力「丁寧に点検進めてきた」
四国電力原子力部の黒川肇一部長は、「原子炉の停止中に、新しい設備や改造した設備だけでなく、従来からある設備についても、それぞれの状態に応じて、丁寧に点検を進めてきた。今後も引き続き、漏れがないように点検し、ステップを踏んでいきたい」と述べました。
また、運転員が長期間、実際の運転から離れていることや、運転経験のない若い層が増えていることについて、「訓練や火力発電所での実習を通じて、運転の感覚を磨いていきたい。ベテランだけでなく、若年層の教育も行っていく」と述べました。
また、運転員が長期間、実際の運転から離れていることや、運転経験のない若い層が増えていることについて、「訓練や火力発電所での実習を通じて、運転の感覚を磨いていきたい。ベテランだけでなく、若年層の教育も行っていく」と述べました。
規制庁「安全最優先で作業を」
原子力規制庁の松浦克巳総務課長は、「長い間止まっていたこともあり、事業者には安全最優先で作業を進めることを求めたい。また、われわれは法令にのっとって検査を適正に進めていく」と述べました。