古本屋で面白そうなブツを発見。
鳳文書林発行「世界の航空」1952年2月号。当時の価格は90円。

特集は「MiG-15の正体」!しかも「ソ連機(23機種)の三面図集」!
1952年というと朝鮮戦争真っ只中。
「鉄のカーテン」はぶ厚く、情報がほとんど無い時代だ。
どんな分析が行なわれたのかな?
どんなキテレ、もといカッコイイ「想像図」が載せられてるのかな?
と期待がいやがうえにも昂まる。
(とは言っても記事全部をスキャンするのは骨なので超ダイジェストでお送りします)

ちなみに表4はこれ。
秋水の記事を執筆している厳谷英一氏は戦時中、海軍技術中佐でドイツからMe163の技術資料を持ち帰った人物だ。
この時代だからこそ、を感じるし、資料としても一級だったであろう事が窺える。
さて、特集の方はと言うと


意外にも内容そのものは現在知られているMiG-15の特徴や開発経緯ほぼそのまま。
というか何故「世界航空界の謎」であるMiG-15の情報が1952年の段階でこれだけあったワケ…?
その理由は記事内でさらりと明かされる。
いかなる経緯からか米国の航空雑誌「エアロダイジェスト」1951年7月号にミグ設計局の片翼、ミハイール・グレーヴィチの手記が掲載された、という事実だ。
どうも技術者相手の講演原稿らしいのだがなんともミステリアス。
むしろこちらの流出経路の方が航空史の謎かもしれない…。
そして「ソ連機の三面図集」の方だが

わっほい。MiG-19がオーロラのプラモそのまんまですね(当たり前か)

そして

Il-16はIl-22の事みたいだ。


さらに、ん?…

スッコイ……
まぁ確かにスホーイはWWII中、スターリンに疎んじられて設計局は持てても生産ラインが確保できず仕事らしい仕事を残せない状態だったそうだし。日本ではほとんど知られていない名前だったろう。
ちなみにこの偵察機はSu-12らしい。


(今だからこんな風に言えるのかもしれないが)秘密のベールに包まれてた頃のソ連機のワクワク感は特別な物がありましたよね…。
鳳文書林発行「世界の航空」1952年2月号。当時の価格は90円。
特集は「MiG-15の正体」!しかも「ソ連機(23機種)の三面図集」!
1952年というと朝鮮戦争真っ只中。
「鉄のカーテン」はぶ厚く、情報がほとんど無い時代だ。
どんな分析が行なわれたのかな?
どんなキテレ、もといカッコイイ「想像図」が載せられてるのかな?
と期待がいやがうえにも昂まる。
(とは言っても記事全部をスキャンするのは骨なので超ダイジェストでお送りします)
ちなみに表4はこれ。
秋水の記事を執筆している厳谷英一氏は戦時中、海軍技術中佐でドイツからMe163の技術資料を持ち帰った人物だ。
この時代だからこそ、を感じるし、資料としても一級だったであろう事が窺える。
さて、特集の方はと言うと
意外にも内容そのものは現在知られているMiG-15の特徴や開発経緯ほぼそのまま。
というか何故「世界航空界の謎」であるMiG-15の情報が1952年の段階でこれだけあったワケ…?
その理由は記事内でさらりと明かされる。
いかなる経緯からか米国の航空雑誌「エアロダイジェスト」1951年7月号にミグ設計局の片翼、ミハイール・グレーヴィチの手記が掲載された、という事実だ。
どうも技術者相手の講演原稿らしいのだがなんともミステリアス。
むしろこちらの流出経路の方が航空史の謎かもしれない…。
そして「ソ連機の三面図集」の方だが
わっほい。MiG-19がオーロラのプラモそのまんまですね(当たり前か)
そして
Il-16はIl-22の事みたいだ。
さらに、ん?…
スッコイ……
まぁ確かにスホーイはWWII中、スターリンに疎んじられて設計局は持てても生産ラインが確保できず仕事らしい仕事を残せない状態だったそうだし。日本ではほとんど知られていない名前だったろう。
ちなみにこの偵察機はSu-12らしい。
(今だからこんな風に言えるのかもしれないが)秘密のベールに包まれてた頃のソ連機のワクワク感は特別な物がありましたよね…。