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 京都府警は25日、僧侶の川島宏明容疑者(35)=京都市右京区=を暴行容疑で現行犯逮捕し、発表した。午前0時15分ごろ、右京区の路上で後ろから来た男子高校生(16)運転の原付きバイクを蹴って転倒させた疑いがあるが、「足が当たったが、蹴っていない」と否認しているという。

 右京署によると、川島容疑者は臨済宗妙心寺派の大本山・妙心寺の僧侶で、当時は帰宅中。高校生が通報し、警察官が駆けつけた。逮捕直後は「バイクの音がうるさくて腹が立ったので蹴った」と供述したが、否認に転じたという。

 妙心寺派代表の栗原正雄宗務総長は「厳正かつ厳重に処分したい。僧侶として社会の信用を失う行為をしたことは誠に申し訳なく、全職員に厳重注意した」とするコメントを出した。(河野洋人)