羽生マジックで打線くんだwwwww
- 2015.12.2 04:01
- カテゴリ:芸能 スポーツ ,
1:名無しさん@おーぷん: 2015/11/28(土)18:47:20o8K
1(二) △8六銀 -郷田(NHK杯)
2(右) △9四歩 -森内(NHK杯)
3(中) ▲9八角 -中川(NHK杯)
4(一) ▲5二銀 -加藤(NHK杯)
5(捕) ▲8四金 -渡辺(NHK杯)
6(遊) △6六銀 -渡辺(王座戦第4局)
7(三) ▲8六歩 -丸山(NHK杯)
8(左) ▲9六金 -佐藤(NHK杯)
9(投) △3六歩 -久保(竜王戦挑決)
1(二) △8六銀 -郷田(NHK杯)
第62回NHK杯準決勝戦より。終盤の秒読み、後手の羽生玉は詰めろ、しかし先手の郷田玉にも角と馬の睨みが利いていて詰みがありそう。解説の先崎九段も詰みを探すがなかなか見つからない。
その刹那、羽生の銀が郷田玉に突き刺さる。同玉同歩、どちらでもタダで取れる銀だが同歩ならば1手詰み、同玉と応じるも以下11手の即詰みに追い込んだ。秒読みの中の手の見え方とその精度が遺憾無く発揮された圧巻の一手。
盤上没我の読みで苦悶の表情を浮かべる羽生名人と格調高い佇まいの郷田王将との対比画像はあまりにも有名。
3(中) ▲9八角 -中川(NHK杯)
第57回NHK杯第2回戦より。後手の中川が序盤中盤と優位に進め、一目分かりやすい局面になった終盤。羽生玉の詰めろを受ける延命の一手に見えた98角。その真の恐ろしさはその7手後に姿を顕す。
懸命に詰めろを外す羽生に対して再び自然に詰めろをかけ分かりやすい局面にしていく中川。しかしごく自然に見えたその緩手を羽生は見逃さなかった。銀を打ち込み王手をかけた羽生、後手の中川玉は既に詰んでいたのだった。
歩一枚すら余らない綺麗な詰み。これは単なる後手の頓死といえばそれまでだが例え一手たりとも予断を許さない恐ろしい指し回しを見せつけた鮮烈な一手。
NHKの多さよ…
あれもう羽生戦に名前変えよう(適当)
4(一) ▲5二銀 -加藤(NHK杯)
第38回NHK杯より。当時五段だった羽生の非凡さを世間に知らしめることになった伝説のNHK杯。後手は前名人の加藤。その双眸には今はなき当時の勇猛さを携え、険しい表情で座している。対峙する羽生もまた剣呑な表情から鋭い眼光を覗かせる。
先手羽生の戦法は棒銀。加藤といえば棒銀の泰斗。棒銀で棋界最高峰の名人位にまで昇りつめた加藤を相手に棒銀を繰り出し乱戦に持ち込むその度胸たるやまさに鬼。自陣に打たれた大駒にも恐れずに加藤玉を追い詰める。
加藤の渾身の攻めを金と歩一枚で抑え、繰り出されたのがただ捨ての銀。しかしこれを飛車や金で取れば即詰み。加藤は強く踏み込んで受けるが結果は羽生の勝ち。解説の米長節も相まって後世に語り継がれることとなったまさに伝説の一手。
>>7
動画見てビビった
素人でもスゴさが分かる米長の解説
5(捕) ▲8四金 -渡辺(NHK杯)
第61回NHK杯決勝戦より。最終盤、後手渡辺玉は必死、手番で先手羽生玉を詰まさなければ負けという局面。渡辺の角打の王手に対して合い駒として打ったのは金。
セオリーならば一番価値の低い駒を合い駒として使うのだがここではこの金合以外では即詰み。秒読みの30秒でこの一手を読み切ってさせる終盤力。年を重ねるごとに読みの量と精度は落ちていくとされるがそこは羽生、間違えることなくしっかりと受け切り優勝。
短時間棋戦のNHK杯で4連覇を果たし、通算10期獲得した者に与えられる名誉NHK杯の称号を勝ち取った。衰えることのない読みの精度を遺憾無く見せつけた珠玉の一手。
6(遊) △6六銀 -渡辺(王座戦第4局)
舞台は変わって第60期王座戦第4局。羽生の振り飛車に渡辺が居飛車で対抗。中盤の苛烈な玉頭戦から難解な終盤へ。控え室の評価が二転三転する中指されたのが歩頭へのただ捨ての銀打。しかしこの銀が詰めろ逃れの詰めろ。
この一局自体は千日手になったものの、指し直し局で見事勝利。見事王座への復冠を決めた。勝利への一心が生んだ奇想天外な勝負手が観るもの全てを震撼させた驚愕の一手。
羽生名人は特に王座戦に強く、なんと通算23期獲得。近年では若手強豪棋士との番勝負が多く、毎年名局を生んでいる。この勝負もまた名局に相応しい一局だ。
7(三) ▲8六歩 -丸山(NHK杯)
第53回NHK杯準決勝戦より。激辛な指し回しで安泰な後手丸山玉に対して龍や桂馬に包囲され中段で泳ぐ羽生玉。難解な局面で指されたのは後手の龍の頭に歩。取れば龍の利きが逸れるが取らなければ勿論、龍が歩で取られる。
解説の米長をして一目悪手と言わしめたこの一手、後手の丸山も龍取りを放置して羽生玉を追い詰める。しかし羽生はそこから見事に指し回し詰めろ逃れの詰めろをかけ丸山を投了へと追い込んだ。
局後の感想戦によれば件の局面で後手にも金のただ捨ての妙手があり、それを指せば羽生は負けていた。とはいえ秒読みの最中その一手を見つけるのは至難の技。結果大逆転の勝利を収めた常識外の一手。
8(左) ▲9六金 -佐藤(NHK杯)
第60回NHK杯準々決勝より。後手佐藤の振り飛車から相穴熊に。佐藤が羽生の端攻めから逃げ出し、羽生玉を追い詰める終盤戦。またしても秒読みの最中に指された羽生の妙手。香車の前にタダ捨ての金。
この一手により羽生玉は上部への逃げ道が開け詰むかどうか難しい局面に。羽生と百番以上指した佐藤でさえもこの一手には喫驚の表情を隠しえなかった。その後も動揺を隠せない佐藤を追い詰め見事勝利を収める。
相手がどんな強者でもどんな難解な局面でも急所に手がいく、悠揚たる指し回しを見せつけた感嘆の一手。
>>12
??「佐藤九段の勝ちですね…あれっ?」
佐藤だけじゃ情報不足な気も
>>13
>>12は佐藤康光九段やで
ちな>>11-12の画像は一手前やでゴメンチ
9(投) △3六歩 -久保(竜王戦挑決)
第23期竜王戦挑戦者決定戦より。羽生マジックの最たる例としてwikiにも述べられるこの一着。退っ引きならない局面で全くの緩手にも見える歩突き。先手久保には勝ちへの道筋がいくつも見えたことだろう。
ただその道を久保が歩む事はなく、羽生が勝鬨をあげ、竜王戦挑戦者の資格を得た。
羽生マジックについて、羽生本人は相手を幻惑させる類の手ではなく、最善を求めた結果としての一手であるという。また局面を複雑化する一手でもあると述懐している。弱冠25にして七冠を戴冠し、今尚四冠を持つ異次元の強さを象徴する究極の一手。
それにしてもわかりやすく作ったなイッチ
NHK杯NHK杯アンドNHK杯
ちょっと前ワイ「プロ棋士の名手で打線組んだろ!」
シコシコ編集中ワイ「羽生さん多スギィ!羽生さんだけで打線組めるやろwww」
戦慄ワイ「ほげっ…組めたンゴ…」
>>20
次回は羽生抜きの名手でおねがいしやす
>>21
組めんこともないが対戦相手羽生が多数起用される模様
朝日杯で渡辺相手にさっきの対戦相手が使った中飛車を指すとかいうエンターテイナー
なお勝利する模様
羽生は羽生と戦わなくていいからズルいわ
対三浦の△8六飛がない
>>30
これも凄いンゴねぇ…
>>39
飛車で歩を切って穴熊があっという間に詰むとかわけわからん。
あれは羽生の会心譜だったな、三浦は気の毒だったが。
「50年に一度の大逆転を毎年数回は起こしている」
と言われるだけのことはある
おまえら、もし地球に将棋星人が攻めてきて、向こうの大将と地球代表が将棋一番勝負で対決し、負けたら植民地にされるという事態になったら、地球代表は絶対羽生でないとイヤだろ?
深浦でもいいのか?深浦に地球の命運を託せるのか?
羽生をけなしてるやつは地球規模で考えるんだ
>>33
これすき
米長の声が対局室まで聞こえたと言う逸話
新鋭羽生五段 名人経験者をすべて破る
第38回(1988年度)の羽生善治五段は当時現役だった名人経験者4人(大山康晴、加藤一二三、谷川浩司、中原誠)[注 18]を全て撃破して初優勝した。3回戦で羽生が大山を下した直後、当時司会を務めていた永井は「あーすごいですね、いやーたいしたもんですねー、勝率8割1分8厘からまた上がりましたよ」と驚嘆していた。また、準々決勝の加藤戦での▲5二銀は伝説の一手と言われ、この手が指された瞬間に解説の米長邦雄は、「おぉー、やった!」とマイクの音が割れる大声をあげた。解説室は対局場とは別の部屋であったにもかかわらず、その大声は対局場の羽生に聞こえたようで、解説の声が対局場まで届いたのは後にも先にもこれが初めてだという[6]。[要高次出典]
https://ja.wikipedia.org/wiki/NHK杯テレビ将棋トーナメント
動画で見せてよ
>>40
仕方ないンゴねぇ…
遅くなったけど
郷田(86銀)
https://www.youtube.com/watch?v=GYocmS6Glbw
8分15秒頃
森内(94歩)
https://www.youtube.com/watch?v=B6aE_ITSl9E
10分44秒頃
中川(98角)
https://www.youtube.com/watch?v=Te2sqWmMi6k
2分10秒頃
加藤(52銀)
https://www.youtube.com/watch?v=cCDe0Pdypps
11分20秒頃
渡辺(84金)
https://www.youtube.com/watch?v=S6Lwocy2_v0
9分07秒頃
渡辺(66銀)
https://www.youtube.com/watch?v=orlbLtwQLLA
9分39秒頃
丸山(86歩)
https://www.youtube.com/watch?v=D9G5Xn41xZY
15分41秒頃
佐藤(96金)
https://www.youtube.com/watch?v=Kv6PbEv7QKk
3分43秒頃
36歩はないで
時間間違ってたらゴメンチ
ひふみんって7回もNHK杯優勝してんだね
>>46
早指しの神様やぞ
王座戦の対豊島戦▲9一銀は局後に将棋板に降臨したアマの人の考察まで含めれば凄い一着だったンゴねぇ…
なお、本人の感想では▲9三銀で明快だったため失着扱いの模様
745:▲9一銀周辺について:2014/10/24(金) 18:29:22.52 ID:Fgs0UYLE.net
昨日関東某道場で友人と検討していて、見たことのない異筋にあまりにも感動したので△9一銀周辺について書かせてください
(本当は中終盤のそれまでの手順も超絶技巧が織り交ぜられているのですが、多岐に渡るためここでは省きます)
24では一応六段の居飛車党です
ちなみに、棋譜コメント(感想戦コメント)は家に帰ってから読みました
研究会の検討で出た内容と併せて、翌日自宅のPonanza先生に精査をお願いし、いろいろな手を検討した結果をまとめてみたいと思います
まず134手目の△8二銀から
ここは誰もが浮かぶ▲9四竜も、結果的にはやはり堅実な手段でした
△5七桂成▲6八銀打△4七歩成と後手の一瞬の堅さを利用した絡みつきがあって、緩手を指せば怪しくなります。しかし、
一気に決めるならば、一例は△4七歩成以下▲4一飛(▲6二角成以下の詰めろ)△6八成桂▲同銀△5三銀(詰めろ逃れ)▲5四桂△4四銀▲6二桂成△同玉▲6四竜△6三歩▲4四竜で寄りとなります
▲4一飛に駒を渡さず△5一香と受けても、▲6二角成△同玉▲5七銀がぴったりの決め手で、後手は△同とと取るよりありませんが、以下▲6四竜~▲5四桂の筋が炸裂して即詰みです
実戦心理としては▲9四竜と引いた瞬間が後手玉が堅く、△5七桂成に▲6八銀打となけなしの銀を投資し、さらに△4七歩成の追い打ちが来ますので、後手の持ち駒の不足を認識していたとしても、長引く懸念があり、羽生名人としては選ばれにくかったのかもしれません
本譜はおそらく誰もが予想しなかった▲8二同竜でした
この手は本当に驚きました
△同香には▲9一飛の追撃が厳しく、△8一香打の1手に▲9三歩の凡手が確実な2手スキになり先手勝勢です(以下△5七桂成にも▲6八香で問題ありません。後手には有効な手段が無いことを確認してください)
よって、△同玉とするしかありません
しかし問題はここです。同玉はわかるのです
「しかしいったい同玉の後に何があるの?」
リアルタイムでその局面を読んでいたときは、果たして明快な寄せがあるのか私たちは懐疑的に検討していました
(続)
747:▲9一銀周辺について:2014/10/24(金) 18:31:19.02 ID:Fgs0UYLE.net
ものすごい手つきで▲9一銀が放り込まれました
結果から言いますと、この手でも勝ちはまったく揺らぎませんでした
まず、▲9一銀に△9二玉や△9三玉では簡単な追い詰みですので、△同玉以外では△7一玉しかありませんが、当然▲9二飛と来ます(▲8二銀打以下の詰めろ)
後手は△5二金上と逃げ道を確保しますが、▲5四香が無難な追い込み方(▲6二角成以下詰めろ)で先手勝勢です
受けるなら△5三香しかないのですが、▲8二銀打と追い、△6一玉▲5三香成△同金直▲同角成△同金▲8一銀不成(!)が決め手で、後手は受けに窮します
詰めろなので受けるしかないのですが、△7一香と受けても▲5四香が痛烈で、これでもう適当な受けがないことを確認してください
形を作るなら△5七桂成と先手玉に詰めろをかけますが、▲7二銀成△同香▲6三香がぴったりです。以下仕方のない△5一玉に▲5三香不成△4一玉▲5二香成の要領で追い詰めとなります
よって、▲9一銀には△同玉しかありません
そして▲9三歩。▲9二飛の1手詰で、受けに適した駒もありませんし、下段香の追撃もありますので、これも△8二玉と逃げるしかありませんが、
▲9二歩成△同玉▲9四歩△8二玉▲9三歩成という異筋中の異筋「玉のダンス」が披露されます(渡辺二冠の言うところの△9一銀からの「9手1組」の妙手筋です)
何しろ、▲8二竜以降、先手は後手に持ち駒を渡し続け、後手はずっと先手から持ち駒をもらい続けながら玉を上下左右に運動し続けているだけなのです(8二→9一→8二→9二→8二)
私はこんな筋を見たのは将棋を指し始めて以降記憶にありません
これは一見しただけでは意味不明だと思います。いったい何が起きているのか、と言いますと、
先手は後手に対して、絶対の手順を要求したいのです。例えば▲9四歩などでは、△9一香と受けられ、以下▲9三銀で9三の地点で成算しようとしても△7一玉と逃げられ、局面が複雑化し、容易ではありません
▲8二竜で飛車を渡し、さらに銀を渡しても先手玉は詰めろにならず、詰めろが続けば勝てるという視点に立つと、
とにかく駒を渡してでも後手玉を孤立化させたいのですが、後手玉を9筋におびき寄せるには香や飛では不可能で、物理的に銀を使うしかありません。そこで▲9三銀や▲9一銀という発想が出てきます
(続)
748:▲9一銀周辺について:2014/10/24(金) 18:33:10.99 ID:Fgs0UYLE.net
まず▲9三銀から
昨日の感想戦ではこの手が正着とされ、以下明快な勝ちとされています
▲9三銀には△同玉と△7一玉しかないですが、△同玉には▲7一銀が決め手で、以下の手順は感想戦にある通りで間違いないです
(▲7一銀にたいして△6九銀(!)▲同玉△6七角成(詰めろ逃れの詰めろ)というウルトラCにも、▲9四歩という絶妙手が残されているところがすごい将棋の作りです)
よって▲9三銀には△7一玉ですが「そこで本譜と同じように攻めれば先手勝勢だった。」という棋譜コメントではわかりづらいと思うので補足します
△7一玉以下
▲9一飛の場合、△5一金では▲5四香が詰めろになるのでやはり△5二金上とするのですが、平凡に▲8二銀打△6一玉▲8一銀不成△同銀▲同飛成△7一香に、この瞬間先手玉が詰めろではないので、▲8二銀成と平凡に詰めろをかけて先手勝勢です
また、▲9二飛でも良く、同じように△5二金上にも先ほど出てきた▲5四香があり、以下△5三香▲8二銀打△6一玉▲5三香成△同金直▲同角成△同金▲8一銀不成で、以下同様の手筋で先手勝ちです
よって、▲9三銀が先手勝ち筋であることがわかりました
最後に▲9一銀をみていきます
▲9一銀△同玉▲9三歩(詰めろ)△8二玉(これしかない)▲9二歩成△同玉(△7一玉は▲9一飛△5二金上▲8一と△同銀▲9二銀△7二銀打▲8二香(!)が痛烈で先手勝ち)
▲9四歩(▲9三銀から▲9二香(飛)までの詰めろ)△8二玉▲9三歩成まで進みます
▲9三歩成に△同玉は、不思議なことに先ほどの▲9三銀と初めから銀を打ったときの変化と比べて歩を2枚損したものの、それ以外はすべて同じであることを確認してください
先手は元々歩を5枚持っていますし、それを後手に2枚余分に渡したところで趨勢に影響がある局面ではありません
よって、▲9三歩成に△同玉とすると、▲9三銀の時の変化とまったく同じ手順を辿って先手が勝ちになります
これまた面白いのですが、ソフトは最初▲9三歩成に△同玉でほぼ互角の値(しかも長い間検討させても)を出すのですが、
改めて▲7一銀以下の手順を進めてそこから検討させると、急に反省して先手勝勢であることを認めます(トッププロってすごい)
さて、問題は▲9三歩成に△7一玉の局面です
(続)
749:▲9一銀周辺について:2014/10/24(金) 18:34:11.90 ID:Fgs0UYLE.net
▲9三歩成に△7一玉とした局面、▲9三銀△7一玉とした局面といったい何が違うでしょうか?
先手の持ち駒は歩5枚から歩3枚になっていること以外は同じです(よって影響ありません)
▲9三銀のときと違うのは、後手に銀1枚(と歩2枚)持ち駒が増えていることです(しかし先に確認したとおり、銀1枚増えたところで先手玉は詰めろにはなりません)
勘違いしやすいのですが、歩の枚数を除外すれば、先手は▲9三銀のときと比べて▲9一銀も先手の投資としては同一であるということです(両方とも銀を1枚使い、先手に残された持ち駒は変わっていない)
本当に▲9一銀は悪手だったのでしょうか?
何故なら、仮にこのまま後手の持ち駒の銀が1枚増えた事による影響が出ずに先手の勝ちとなるなら、▲9三銀と、▲9一銀以下の「9手1組」は等価だと言えるからです
△7一玉以下
例の▲9二飛からの一連の攻めはどうでしょうか
▲9二飛△5二金上▲5四香(詰めろ)△5三香(詰めろ逃れ)▲8二銀△6一玉▲5三香成(詰めろ)△同金直▲同角成(詰めろ)△同金▲8一銀不成(詰めろ)が一連の手順でした
しかし、▲9三の銀が都合上後手の持ち駒になっているこの局面では、先手側の投資としては同一でも、先手玉に詰めろが生じています
△6九銀(!)▲同玉△5七桂不成(あるいは△3九飛)以下、どう逃げても確かに詰んでいます(確認してみてください)
よって、▲9一飛の順を選びますが、先ほどの▲9三銀のときと同じように攻めるとどうなるでしょうか
▲9一飛△5二金上▲8二銀△6一玉▲8一銀不成△同銀▲同飛成△7一香の局面を考えます
先ほどでは、この局面は先手玉が詰まなかったので▲8二銀成で何の問題もなく先手の勝ちでした。この局面でも▲8二ととやってみるとどうでしょうか
これも詰むのです。先ほどの▲9二飛からの一連の手順では、最後に持ち駒が飛、角、銀、香だったので詰むと思われた方も多いと思いますが、
先手玉は銀2枚と飛だけでも詰みが生じています。やはり△6九銀と放り込み、▲同玉に△5七桂不成(△3九飛では詰まないことを確認してください)▲7八玉△6九銀▲6八玉△7八飛▲5七玉△4七角成までです
4六の歩も含めたすべての攻め駒が働いて綺麗に詰みあがります(これも是非並べてみてください)
(続)
750:▲9一銀周辺について:2014/10/24(金) 18:35:15.40 ID:Fgs0UYLE.net
実は△7一香と受けた時点で先手玉は詰めろなのでした
それゆえ、昨日の感想戦では▲8二とでは▲6八銀と受けるしかなく、△5七桂成(!)▲同銀△6九銀(!)▲7七玉△7八飛▲8六玉△6七角成▲7六歩が導き出されました
▲7六歩の局面、先手陣に飛車を打ち込まれ、6七の急所に手順に馬を作られ、かなり怪しくなったようですが、
よくよく読んでみると、7六の地点が堅すぎて(8八の桂馬も利いているのが大きい)後手に有効な手段がありません(確認してみてください)
また、▲7六歩の局面をpona先生に深く読んでもらうと、-2000という冷徹な数値が返ってきました(以下△7二銀▲9一竜△8八飛成▲8二と△8一桂という涙の出るような順です)
やはり先手勝勢は疑いないようです(pona先生に相手をしてもらって何局か指し継いでみて感じたのですが、この局面、人間の見た目よりずっと形勢に差が開いているようです)
ごちゃごちゃと書きましたが、△7一香以下のこのルートも先手勝ちは相当動かないようです
また、もうひとつ面白い筋があるので紹介します
▲9三歩成△7一玉▲9一飛△5二金上の場面、このスレにも書かれていましたが、9三の銀がと金に変わっていることを最大限利用して、▲8二銀△6一玉▲8三と(!)と捨てる手が奇手が成立しています
次の▲7二とがすこぶる厳しいので泣く泣く△同角と5六の角で取るしかないですが、そこで▲8一銀成で明快に先手勝勢の局面です
▲8三ととと金を捨てることにより、先手玉の危険度は大幅に緩和され、また後手玉への危険度は大して変わっていないところがポイントです
実は某道場の検討では、羽生名人はこの▲8三とがあるからこそ▲9三銀ではなく▲9一銀を選び、まるで魔法のように同等の投資によって9三の地点に銀ではなく金を置くことを意図したのではないかという結論に至り、
あまりの常軌を逸した手順に皆が静まりかえるという一面がありました
感想戦の羽生名人の言葉が本音であるならば、▲9一銀からの「9手1組」は決して意図したものではなく、極限状態からの偶然の産物であったようですが、
その事実を知ってなお、このような筋が実戦で現れたということに、将棋の奥深さを感じざるを得ません
以上です。誤字脱字・間違い等あるかもしれません。長文失礼しました
棋譜並べの際の参考になれば幸いです
751:名無し名人:2014/10/24(金) 18:40:50.40 ID:rfCD5N1E.net
>>750
乙です
分かりやすい解説ありがとう
この全変化並べて見ると確かに感動しそうだ
しかしアマチュアのトップクラスってこんなに深い検討してるんだな……
素直に尊敬する
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/bgame/1414074481/
>>42
凄いのは詰ましにいった龍切りやろなぁ…
銀打ちからの9手一組は勝利とはあんまり関係なさそうだけどすごい手順よな
良スレ
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コメント
2.気になる名無しさん2015年12月02日 05:29 ▽このコメントに返信
現役棋士タイトル獲得ベスト10
*1位 27期 谷川九段
*2位 23期 羽生王座
*3位 17期 羽生王位
*4位 15期 渡辺棋王
*5位 14期 羽生棋聖
*6位 13期 佐藤九段
*6位 13期 羽生棋王
*8位 12期 森内九段
*8位 12期 羽生王将
10位 *9期 羽生名人
3.気になる名無しさん2015年12月02日 07:22 ▽このコメントに返信
NHK杯多すぎ
羽生がすごいってより、秒読み苦手な連中がやらかすイメージ
4.気になる名無しさん2015年12月02日 07:28 ▽このコメントに返信
>>2
羽生竜王も強いと思ってたけど、トップ10に入れないなんて大したことないな
5.気になる名無しさん2015年12月02日 08:39 ▽このコメントに返信
今年のNHK杯で世界最高得点出したし、羽生さすがですわ。
6.気になる名無しさん2015年12月02日 08:45 ▽このコメントに返信
※2
羽生は羽生とあたらないのに1位取れてないとかまだまだ甘いな
7.気になる名無しさん2015年12月02日 10:29 ▽このコメントに返信
ここ数日将棋のネタが続いているけど、
ルールが分からん。
8.気になる名無しさん2015年12月02日 11:34 ▽このコメントに返信
先手羽生を何回も目にすると手羽先に見えて腹が減る
9.気になる名無しさん2015年12月02日 13:04 ▽このコメントに返信
※3
羽生が1分将棋強すぎるんだよなあ
24連勝とか異常すぎる
10.気になる名無しさん2015年12月02日 16:31 ▽このコメントに返信
初体験が男
11.気になる名無しさん2015年12月13日 17:13 ▽このコメントに返信
将棋星人のくだり、テニスで最強最高はフェデラーとかほざいているアホに
お互いの財産全て賭けて俺のナダルと戦わせろって言うと、誰一人かけられない
雑魚屁出ラーw
12.気になる名無しさん2015年12月26日 09:59 ▽このコメントに返信
将棋とかチェス強い人って単純に頭いいを超えてるよな、たまに自分でも理解してない手数まで読みきって演算してることあるし。
13.気になる名無しさん2016年02月11日 00:07 ▽このコメントに返信
わかんねえ
1.気になる名無しさん2015年12月02日 05:00 ▽このコメントに返信
俺もこんなん実戦で決めてみたいわ