中国 メコン川流域5か国招き初の首脳会議
中国政府は、タイやカンボジアなどメコン川流域の5か国を招いて地域の協力について話し合う初めての首脳会議を中国国内で開き、この地域での影響力をさらに強めるねらいがあるものとみられます。
首脳会議は、中国南部の海南島で23日開かれ、主催した中国の李克強首相のほか、中国を源流にインドシナ半島を流れるメコン川流域の、タイ、カンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナムの合わせて5か国の首脳が出席しました。
会議のあと記者会見した李首相は、「中国とメコン川流域の国々はよき隣人であり、長い交流の伝統がある」と述べ、今後も政治的な信頼関係を強化したいという考えを示しました。
会議では、メコン川の上流にダムを持つ中国が、下流域の干ばつに対応するための施設を建設することや、中国と各国を高速鉄道などでつなぎ、人々の往来を活発にすることなど、合わせて5つの分野で協力を進めることで一致したということです。
メコン川流域の5か国を巡っては、日本も毎年首脳会議を開きインフラ整備を支援していますが、中国としては、これまで閣僚級で開いてきた会議を首脳級に格上げすることで各国との関係強化を図り、この地域での影響力をさらに強めるねらいがあるものとみられます。
会議のあと記者会見した李首相は、「中国とメコン川流域の国々はよき隣人であり、長い交流の伝統がある」と述べ、今後も政治的な信頼関係を強化したいという考えを示しました。
会議では、メコン川の上流にダムを持つ中国が、下流域の干ばつに対応するための施設を建設することや、中国と各国を高速鉄道などでつなぎ、人々の往来を活発にすることなど、合わせて5つの分野で協力を進めることで一致したということです。
メコン川流域の5か国を巡っては、日本も毎年首脳会議を開きインフラ整備を支援していますが、中国としては、これまで閣僚級で開いてきた会議を首脳級に格上げすることで各国との関係強化を図り、この地域での影響力をさらに強めるねらいがあるものとみられます。