習主席 核セキュリティーサミット出席へ

習主席 核セキュリティーサミット出席へ
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今月31日からアメリカで開かれる「核セキュリティーサミット」に中国の習近平国家主席が出席することになり、オバマ大統領との首脳会談も行われるものとみられます。
中国外務省は、習近平国家主席が今月28日から来月1日までの日程でチェコとアメリカの首都ワシントンを訪問すると発表しました。このうちワシントンでは、核を使ったテロへの対策などを話し合うため31日から開かれる「核セキュリティーサミット」に出席します。また、オバマ大統領とも個別の首脳会談を行うものとみられ、北朝鮮の核開発問題や、中国が南シナ海で軍事的な活動を活発化していることなどについて意見を交わすことになりそうです。
一方、これに先立って訪問するチェコでは、ゼマン大統領との首脳会談などを行う見通しです。ゼマン大統領は、中国政府が去年9月に「抗日戦争勝利70年」を記念するとして北京で開催した軍事パレードに、EU=ヨーロッパ連合の加盟国の国家元首として唯一参加し、中国重視の姿勢を見せています。習主席の訪問には、これに対する答礼の意味も込められているとみられ、経済分野を中心に一層の関係強化を図る方針です。