慰安婦問題合意後 初の日韓首脳会談に向け調整
日本と韓国の外務省の局長協議が開かれ、来週、慰安婦問題での合意後、初めて開催される見通しの安倍総理大臣とパク・クネ(朴槿恵)大統領との首脳会談に向けて、合意を履行するための今後の方針などを巡って意見が交わされたものとみられます。
日韓の外務省の局長協議は22日午後、外務省で行われ、日本側から石兼アジア大洋州局長が、韓国側から今月新しく就任したチョン・ビョンウォン(鄭炳元)北東アジア局長が出席しました。
協議では、来週、ワシントンで開かれる国際会議に合わせて、去年12月の慰安婦問題での合意後、初めて開催される見通しの安倍総理大臣とパク・クネ大統領との首脳会談に向けた調整が行われました。協議の具体的な内容は明らかになっていませんが、慰安婦問題での合意を履行するため、元慰安婦に対する支援事業や、ソウルの日本大使館前に設置された少女像の移転の今後の方針などを巡って意見が交わされたものとみられます。
慰安婦問題は合意から3か月近くたった現在も、韓国国内の反発などから具体的な進展はなく、協議のあと、チョン・ビョンウォン局長は記者団に対し、「協議では慰安婦問題の合意を着実に履行していくことで一致した。元慰安婦に対する支援事業は、できるだけ早く開始できるよう検討している。少女像の移転については、具体的なことは言えない」と述べました。
協議では、来週、ワシントンで開かれる国際会議に合わせて、去年12月の慰安婦問題での合意後、初めて開催される見通しの安倍総理大臣とパク・クネ大統領との首脳会談に向けた調整が行われました。協議の具体的な内容は明らかになっていませんが、慰安婦問題での合意を履行するため、元慰安婦に対する支援事業や、ソウルの日本大使館前に設置された少女像の移転の今後の方針などを巡って意見が交わされたものとみられます。
慰安婦問題は合意から3か月近くたった現在も、韓国国内の反発などから具体的な進展はなく、協議のあと、チョン・ビョンウォン局長は記者団に対し、「協議では慰安婦問題の合意を着実に履行していくことで一致した。元慰安婦に対する支援事業は、できるだけ早く開始できるよう検討している。少女像の移転については、具体的なことは言えない」と述べました。