新型iPhone発表 6Sより一回り小さめ
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アメリカのIT企業アップルは、これまでより価格を抑えた新型のスマートフォンを発表し、このところ鈍化が指摘されている成長を再び加速させられるか注目されます。
アップルは21日、カリフォルニア州の本社で新製品の発表会を開きました。このうち、「iPhone SE」と名付けたスマートフォンは、カメラの性能や情報を処理する速度は最新のiPhone6Sと同じですが、画面のサイズを一回り小さい4インチにしました。価格はスマートフォンを初めて購入する消費者を意識して399ドルから、日本での販売価格は5万2800円からとなっています。日本を含めた各国で今月24日から注文を受け付け31日に発売する予定です。
このほかでは「iPad Pro」と呼ぶ高機能なタブレット端末で画面が小さいタイプを追加したほか、腕時計型の情報端末「アップルウォッチ」の販売価格を引き下げると発表しました。
アップルは新製品を発表するたびに販売を伸ばして成長を続けてきましたが、去年10月から12月の売上高は日本やアメリカで前の年の同じ時期より減少するなど、このところ成長の鈍化が指摘されています。今回アップルが打ち出した価格帯を抑えた新製品や値下げ攻勢によって再び成長を加速させられるか注目されます。
このほかでは「iPad Pro」と呼ぶ高機能なタブレット端末で画面が小さいタイプを追加したほか、腕時計型の情報端末「アップルウォッチ」の販売価格を引き下げると発表しました。
アップルは新製品を発表するたびに販売を伸ばして成長を続けてきましたが、去年10月から12月の売上高は日本やアメリカで前の年の同じ時期より減少するなど、このところ成長の鈍化が指摘されています。今回アップルが打ち出した価格帯を抑えた新製品や値下げ攻勢によって再び成長を加速させられるか注目されます。
アップルCEO「プライバシー守る責任」
新製品の発表会で、アップルのティム・クックCEOは、テロ事件の容疑者が使っていたスマートフォンのロック機能の解除を巡ってFBI=連邦捜査局と対立していることについて、「iPhoneはとても個人的なもので、自分自身の延長線にあるような製品だ。政府と対立することは予想もしていなかったが、われわれは消費者の情報とプライバシーを守る責任があると強く思っている」と述べました。
この問題を巡っては、22日にアップルとFBIの双方がカリフォルニア州の連邦地裁の法廷に初めてそろって出席し、それぞれの主張を述べ合うことになっていましたが、FBIは21日、ロックを独自に解除出来る可能性が見つかったとして裁判所で予定されていた審理の延期を求めました。
この問題を巡っては、22日にアップルとFBIの双方がカリフォルニア州の連邦地裁の法廷に初めてそろって出席し、それぞれの主張を述べ合うことになっていましたが、FBIは21日、ロックを独自に解除出来る可能性が見つかったとして裁判所で予定されていた審理の延期を求めました。