阿部朋美
2016年3月25日12時13分
インターネットの不正接続事件の捜査で警視庁が押収した中継サーバーから、IDやパスワード(PW)など約1800万件の情報が見つかった。このうち約178万件は、「ヤフー・ジャパン」などのサイトにログインが可能なものとしてリスト化されていた。警視庁が25日、発表した。
サイバー犯罪対策課によると、中継サーバーは、不正アクセス禁止法違反容疑で昨年11月に摘発した埼玉県戸田市の業者から押収。保管されたデータを調べたところ、IDやPWのほか、名前や住所など約1800万件の情報が見つかったという。流出元は不明だが、同課は何者かが不正に入手したものとみている。
サーバーには、31社のサイトにログインしようとした形跡も残っていた。入手したIDやPWを自動で打ち込んでログインが可能か選び出す「攻撃ツール」を使い、有効だった約178万件がリスト化されていたという。このうち約172万件がヤフーのログイン情報で、フェイスブックやクレジット会社のものもあった。また、約4万2千件は個人の住所や名前も含んでいた。
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