イオン系の電子マネーである「WAON(ワオン)」の年間利用額がついに2兆円を突破したようです。イオン株式会社がプレスリリースにて発表しました。
「WAON」は2007年4月に誕生して以来、スピーディーな決済、煩雑な小銭管理が不要となる利便性、WAONポイントが貯められるお得さや、利用できる加盟店が全国24万5,000箇所まで拡大したことなどが高く評価され、2015年度の利用金額は、同年の市場規模の4割※を超える約2兆592億円にまで成長しました。
イオン側によると国内シェア4割:
この2兆円という数字は、イオン側によると国内シェア4割にあたる数字だそうです(野村総合研究所「IT ナビゲーター2016 年版」スマートペイメント市場データをもとづく試算)。
この数字はあくまで『イオン側によると』…という試算なので、実際にはもう少しシェアが少ないとは思いますね。
ライバルのnanacoやSuica利用者も多いですし、楽天Edyだってまだまだ利用者が多いので、実数としては33%くらいかなと個人的には予測。それでも十分に凄いシェア率です。
累計発行枚数は5,610万枚:
尚、電子マネーWAONの累計発行枚数は5,610万枚とのこと。こちらもあくまで累計の発行枚数で、現在、実際に使われているWAONの枚数ではありませんが、少なくとも2,000万人くらいの方は日々、WAONを買い物で使っている感じだと思われます。
「G.G WAON」「JMB WAON」「サッカー大好きWAON」など、お客さまのご利用目的にあわせた様々な種類のカードを発行しており、累計発行枚数は5,610万枚となりました。(2016年2月末現在)
まぁほんと、イオンモールにいくとそこら中で「ワオンっ!」って音が鳴り響いていることを考えると、イオンを日常的に使う方にとっては一番身近で使いやすい電子マネーなのでしょう。そして20代や30代だけでなく、60代以上の年配の方にまでWAONは人気なので、イオンは電子マネーを上手に浸透させたなぁとも思います。
以上、電子マネーWAONの年間利用額が2兆円突破!累計発行枚数は5,610万枚と、未だにWAONは右肩あがりで成長中です…という国内ニュースでした。
参考リンク:
先日、WAON決済導入を決定したローソンの狙いはやはり「イオン利用者に来てほしい」から。WAON導入→WAONを持っている人(イオン利用者)が来店しやすくなる…という流れを期待しての導入のようです。
今後もイオン利用者層を狙ったWAON決済導入が増えていきそうな感じがします。