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セキュリティ企業Zimperiumは、8億5000台以上のAndroidデバイスに、悪名高い「Stagefright」脆弱性の影響が依然として残っている可能性があると警告を発した。
この脆弱性はAndroid 2.2以降のデバイスに影響があり、悪用されると、ユーザーが気づかないうちにデバイスを乗っ取られる可能性がある。この攻撃はAndroidに組み込まれているメディアライブラリを利用するもので、攻撃者はユーザーのすべてのファイルにアクセス可能な攻撃コードを実行できる。
Googleはこの脆弱性の深刻さが明らかになって以来、継続的にパッチやアップデートをリリースしているが、Zimperiumのセキュリティ研究者は、ブログ記事「Reflecting on Stagefright Patches」(Stagefrightのパッチに関する考察)で、依然としてAndroidを搭載する数億台のスマートフォンやタブレットにこのセキュリティホールに対する脆弱性が残っていると警告している。
同社は、世界で14億~20億台存在すると推定されているAndroidデバイスのうち、いまだに6億~8億5700万台に脆弱性が残っていると考えている。
研究者らによれば、問題の一部はメーカーのアップデート配信方法にある。Stagefrightを修正するはずのアップデートが、実際にはほかの問題に対する脆弱性を再導入する事態が起こっている。ソニー、Motorola、サムスン、ASUS、LG、Huawei(ファーウェイ)がこの問題を起こしており、ユーザーが攻撃を受ける可能性を減らすはずが、かえって増やしている恐れがある。
Zimperiumはまた、新たなStagefrightの脆弱性(「Metaphor」も2016年3月に発見された)の問題も深刻だとしており、アップデートが適用されるデバイスの数が少なく、パッチの普及は遅いという。
Googleは「Android N」を導入することでこの問題を修正しようとしているが、研究者らは「エコシステム全体がAndroid N以降に移行するには、数年はかかる」と指摘している。
また、新しいバージョンのAndroidを実行できない古いAndroidデバイスに、アップデートが適用できない問題がある。これらのデバイスはパッチを受けることができず、この攻撃に対して脆弱なままだ。
Androidのエコシステムが「断片化」していることも、パッチが適用されないデバイスが残る原因として挙げられている。Googleは毎月アップデートを公開してStagefrightに対処しようとしているが、ベンダーがアップグレードを承認して実装するには時間がかかる場合があり、その間ユーザーは攻撃に対処できない状態が続く。
同社はまた、通信会社やインスタントメッセージサービスを提供する企業に対し、「ワームが拡散し始めた場合には、リンクを含むSMSメッセージをブロックする準備を進める」ことを推奨している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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