重力波観測装置「KAGRA」試験運転始まる
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アインシュタインが存在を予言し、「最後の宿題」と言われた、「重力波」という現象を捉えるため、岐阜県の山中に建設された、巨大な観測装置「KAGRA(かぐら)」で、25日から試験運転が始まりました。今後、世界の観測網と連携することで、未知の天体現象の解明につながると期待されています。
「KAGRA」は、東京大学や国立天文台などの研究グループが岐阜県飛騨市神岡町の地下で建設を進めてきた、「重力波望遠鏡」と呼ばれる巨大な観測装置です。
25日午前9時、重力波を捉えるためのレーザーが安定していることを確認したうえで、責任者が試験運転の開始を宣言しました。
「重力波」は、質量がある物体が動くと空間のゆがみが波となって伝わるとされる現象で、アインシュタインが100年前に存在を予言し、先月、アメリカの観測施設「LIGO(ライゴ)」が初めて観測に成功したと発表して、世界を驚かせました。
重力波を捉えるには、人が感じることができないごく僅かな振動も許されないため、KAGRAは地下200メートル以上に建設されていますが、25日朝も、月や太陽の引力などによってレーザーを反射する鏡で1マイクロメートルにも満たない僅かな「ずれ」が発生し、自動的に補正する仕組みが働いていました。
KAGRAは今後、一部をマイナス253度という極低温にするなどの調整を進め、再来年の3月までに本格的な観測を始める計画で、欧米の観測施設と連携することで、未知の天体現象の解明につながると期待されています。
東京大学宇宙線研究所の宮川治助教は「KAGRAはまだまだ始まったばかりです。作ってすぐに目標どおりに動くわけではなく、これからも調整が必要です。目標の感度になるよう、これから調整を進め、なるべく早く重力波を観測して、天文学に貢献したい」と話していました。
25日午前9時、重力波を捉えるためのレーザーが安定していることを確認したうえで、責任者が試験運転の開始を宣言しました。
「重力波」は、質量がある物体が動くと空間のゆがみが波となって伝わるとされる現象で、アインシュタインが100年前に存在を予言し、先月、アメリカの観測施設「LIGO(ライゴ)」が初めて観測に成功したと発表して、世界を驚かせました。
重力波を捉えるには、人が感じることができないごく僅かな振動も許されないため、KAGRAは地下200メートル以上に建設されていますが、25日朝も、月や太陽の引力などによってレーザーを反射する鏡で1マイクロメートルにも満たない僅かな「ずれ」が発生し、自動的に補正する仕組みが働いていました。
KAGRAは今後、一部をマイナス253度という極低温にするなどの調整を進め、再来年の3月までに本格的な観測を始める計画で、欧米の観測施設と連携することで、未知の天体現象の解明につながると期待されています。
東京大学宇宙線研究所の宮川治助教は「KAGRAはまだまだ始まったばかりです。作ってすぐに目標どおりに動くわけではなく、これからも調整が必要です。目標の感度になるよう、これから調整を進め、なるべく早く重力波を観測して、天文学に貢献したい」と話していました。
梶田所長「ひと安心しました」
重力波望遠鏡「KAGRA」が試験運転を始めたことについて、東京大学宇宙線研究所の梶田隆章所長は、「基線長3キロという大規模な装置が動き始め、ひと安心しました。一刻も早く国際的な重力波観測のネットワークに参加したいと思います」というコメントを発表しました。