皇居 乾通りが一般公開 咲き始めの桜楽しむ

皇居 乾通りが一般公開 咲き始めの桜楽しむ
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皇居にある「乾通り」と呼ばれる並木道の一般公開が25日から始まり、多くの人たちが咲き始めた桜を楽しんでいます。
乾通りは皇居の乾門と宮内庁の庁舎前を結ぶおよそ600メートルの並木道で、おととし以来、桜や紅葉が美しい時期に一般公開されていますが、この春から5日間の期間が1週間に拡大されました。
初日の25日は、開門の時点でおよそ1200人が皇居の坂下門前に列を作り、宮内庁は入門を早めて午前9時半すぎに開始しました。
乾通りの両側には、ソメイヨシノやヤマザクラなど5種類75本の桜が植えられています。このところの冷え込みの影響で、見頃は来週になりそうだということですが、参加した人たちはゆっくりとした足取りで通りを進み、咲き始めた桜を眺めたり、お堀や石垣を背景に記念撮影をしたりしていました。
宮内庁によりますと、午前11時半までに6300人が訪れたということです。
乾通りの一般公開は今月31日まで行われ、参加を希望する人は、午前10時から午後3時までの間に坂下門から入門して通りを歩き、乾門などから退出することになっています。宮内庁は桜の開花状況をホームページで紹介していて、「桜の状況をあらかじめ確認して来ていただければ」と話しています。

警視庁 警備態勢を強化

警視庁は、ベルギーの連続テロ事件などを受けて、大勢の人が訪れる乾通りの一般公開の警備態勢を強化しています。訪れた人たちの手荷物検査を入念に行うとともに、警備犬が不審物を探索し、騎馬隊や機動隊が周辺の警戒に当たっています。