乙武洋匡氏の不倫騒動への妻の謝罪を想田和弘氏が「ザ・自民党的価値観」と指摘
同日発売の「週刊新潮」は、昨年末から今年頭にかけて、既婚の乙武氏が20代の女性と海外旅行に出かけていたと報じた。乙武氏は同誌の取材に対し、この女性と数年交際していることを認めた上、他の女性とも過去に関係していたと告白している。
乙武氏はその後、自身のホームページに謝罪文を公開した。同サイトの中で、乙武氏の妻である仁美さんも、本件について「このような事態を招いたことについては、妻である私にも責任の一端があると感じております」「本人はもちろん、私も深く反省しております」と綴って、夫の引き起こした騒動を謝罪した。
想田氏はTwitter上で今回の騒動を取り上げ、政治家や候補者が聖人でいられない以上、そのプライベートを問題視すべきではないという考えを示した。
ただ、想田氏は、乙武氏の妻が夫の不倫に謝罪したことについては「びっくりした」という。そして、「あれぞ、ザ・自民党的価値観」「あれを肯定的にとらえられるのが自民党支持層なのかも」と、乙武氏の妻の行動に理解を示す人が自民党の支持層に当たるのではないかと予想している。
僕は政治家や候補者に聖人であることを求めるのは無理だと思っているし(求めたら誰も政治家になれなくなる)、したがってプライベートなことを問題にすべきではないと思っている。でも妻の謝罪にはびっくりした。あれぞ、ザ・自民党的価値観。あれを肯定的にとらえられるのが自民党支持層なのかも。
— 想田和弘 (@KazuhiroSoda) 2016年3月24日
また想田氏は、乙武氏自身による、世間一般に対しての謝罪についても「意味がよくわからない」とコメントしている。想田氏は「僕も世間に含まれているのだろうけど、なんで謝られるのかわからない」「彼の妻に謝られるのは、なおさらわからない」と本音を漏らした後で、「この辺が全部ごっちゃになっちゃうのが自民党的」と結論づけている。
そもそもの話、乙武さんが自分の妻や家族に謝罪をするのはわかるけど、世間に謝罪をする意味がよくわからないのは僕だけだろうか。僕も世間に含まれているのだろうけど、なんで謝られるのかわからない。彼の妻に謝られるのは、なおさらわからない。この辺が全部ごっちゃになっちゃうのが自民党的。
— 想田和弘 (@KazuhiroSoda) 2016年3月24日
そして、想田氏自身はこうした「自民党的価値観」にずっと抗い続けてきた気がすると綴っていた。
なんだろうね。僕は生まれてからこのかた、こういった自民党的価値観(=日本的価値観?)にずーーーーーーーーーーっと抗ってきたような気がしてならない。
— 想田和弘 (@KazuhiroSoda) 2016年3月24日
なお、一部報道では、乙武氏が今夏予定の参議院選挙において自民党から出馬すると伝えられていた。
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