乙武洋匡氏の不倫騒動への妻の謝罪を想田和弘氏が「ザ・自民党的価値観」と指摘

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24日、「選挙」「精神」などのドキュメンタリー作品で知られる映画監督の想田和弘氏が、自身のTwitter上で、作家・乙武洋匡氏の不倫報道において彼の妻が行った謝罪に対して「ザ・自民党的価値観」と指摘した。

同日発売の「週刊新潮」は、昨年末から今年頭にかけて、既婚の乙武氏が20代の女性と海外旅行に出かけていたと報じた。乙武氏は同誌の取材に対し、この女性と数年交際していることを認めた上、他の女性とも過去に関係していたと告白している。

乙武氏はその後、自身のホームページに謝罪文を公開した。同サイトの中で、乙武氏の妻である仁美さんも、本件について「このような事態を招いたことについては、妻である私にも責任の一端があると感じております」「本人はもちろん、私も深く反省しております」と綴って、夫の引き起こした騒動を謝罪した。

想田氏はTwitter上で今回の騒動を取り上げ、政治家や候補者が聖人でいられない以上、そのプライベートを問題視すべきではないという考えを示した。

ただ、想田氏は、乙武氏の妻が夫の不倫に謝罪したことについては「びっくりした」という。そして、「あれぞ、ザ・自民党的価値観」「あれを肯定的にとらえられるのが自民党支持層なのかも」と、乙武氏の妻の行動に理解を示す人が自民党の支持層に当たるのではないかと予想している。
また想田氏は、乙武氏自身による、世間一般に対しての謝罪についても「意味がよくわからない」とコメントしている。想田氏は「僕も世間に含まれているのだろうけど、なんで謝られるのかわからない」「彼の妻に謝られるのは、なおさらわからない」と本音を漏らした後で、「この辺が全部ごっちゃになっちゃうのが自民党的」と結論づけている。
そして、想田氏自身はこうした「自民党的価値観」にずっと抗い続けてきた気がすると綴っていた。
なお、一部報道では、乙武氏が今夏予定の参議院選挙において自民党から出馬すると伝えられていた。

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