プロ野球 ヤクルトの選手が甲子園決勝で現金賭ける

プロ野球 ヤクルトの選手が甲子園決勝で現金賭ける
プロ野球、ヤクルトの選手が、去年の夏まで高校野球の春と夏の甲子園の決勝を対象に現金を賭けていたことが、新たに分かりました。
これは、ヤクルトの新純生球団専務が明らかにしたものです。
それによりますと、一連の野球賭博問題を受けて、選手や指導者、スタッフの聞き取り調査を進めたところ、去年の夏まで高校野球の春と夏の甲子園の決勝を対象に、選手たちが1人1万円を出してスコアを予想する方式で賭けを行っていたということです。賭けには去年の夏の大会では選手10人ほどが参加し、それ以前は、より多くの選手が関わっていたとみられるということです。
ヤクルトでは、平成24年に大阪の社会人野球のチームが高校野球などを対象に賭博をしていたことが明らかになった際、高校野球を対象にした賭けを禁止しましたが、その後も賭けが続いていたということで、参加していた選手を厳重に注意したということです。
このほか、平成21年から公式戦で年に3回ほど行われるドーピング検査の対象試合で、くじで選ばれて検査を行った選手2人に対し、ベンチ入りしたほかの選手が慰労目的で1人当たり5000円ずつを出し渡していたことも明らかにしました。
ヤクルトでは、こうした行為を全面的に禁止したということです。
新球団専務は「プロ野球選手としてモラルを欠いた行為だ。今後は研修などを綿密にやり、再発防止に努めたい」と話しています。