記事作成日:2016/03/25 04:06 │ 最終更新日:2016/03/25 04:06
切り立った断崖絶壁の奇岩に囲まれたタイの秘境「ピピ・レイ島」。ハリウッド映画『ザ・ビーチ』の舞台となった砂浜「マヤベイ」(マヤ湾)は有名ですが、「ラグーン」と呼ばれる島の中心部にまで細長く伸びる美しい入り江があるのをご存知でしょうか?透き通るブルーの海をたたえた神秘的な峡谷で、海の底が見えるくらいに綺麗!ここは、絶好のダイビング・シュノーケリングのスポット。人気上昇中の超穴場をご紹介します。
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写真:澤 慎一
地図を見るプーケットの南西約50キロのアンダマン海に浮かぶ無人島「ピピ・レイ島」。写真は船上から島の全景を映したものですが、海面から起立する断崖絶壁は恐ろしいほどの存在感が漂う。
島の周辺をサンゴ礁が取り囲み、美しい入り江を持つレイ島は、ヤシの樹が濃く生い茂る楽園。まさに“秘境”の名にふさわしいエキゾチックな無人島です。
手前にある巨大な断崖は、島の北端部分。右側(西側)に行けば映画のロケ地となったマヤベイがあります。今回、ご紹介するラグーンがあるのは左側(東側)。船は左側へと舵を切っていきます。
写真:澤 慎一
地図を見る島の東側に沿って進むと、間もなく見えてくるのがこちらの巨大な洞窟。虚空をにらむドクロの眼窩(がんか)のように、暗く不気味にぽっかり穴が開いています。
これは、その昔、海賊たちが住み家としていたといわれる“ヴァイキング・ケーブ”。洞窟内には、海賊船と思われる壁画が描かれています。
洞窟には数千羽の海ツバメが棲みつき、中華料理の珍味として珍重される海ツバメの巣が。一般人の立ち入りは禁止されているので、船上から眺めることにしましょう。
写真:澤 慎一
地図を見る断崖絶壁の奇岩を眺めながら進むと、巨大な岩と岩の合間に隙間が。ここが、「ピピ・レイ島」の中心部にまで細長く伸びるラグーンの入り口です。神秘的な海の青さをたたえ、透き通った水が美しい。
一般に、ラグーンというのは、地形のことで、“地面にあいた穴”のこと。「潟(かた)」「潟湖(せきこ)」「礁湖(しょうこ)」といったものですが、レイ島のラグーンは、そのまま固有名詞に。海面から隆起した巨大な奇岩に囲まれた入り江は、“ラグーン”という言葉以外に見当たらない、なんとも神聖で神秘的な空間が広がっています。
写真:澤 慎一
地図を見る深い峡谷に囲まれた細長いラグーンは約1キロにわたって島の奥へと伸び、複雑な海岸線を形成しています。手つかずの自然がそのまま残り、雄大な美しさに圧倒。写真はラグーンの最深部で、数多くのスピードボートが停泊しています。
ご覧のように断崖絶壁の巨大な奇岩に囲まれているため、風と波が静かな時にボートでしかアクセスすることができません。アンダマン海に開かれた“特別な湾”“海の聖域”と言えるでしょう。
写真:澤 慎一
地図を見る「ピピ・レイ島」の入り江は、「マヤベイ」「ローサマベイ」「ラグーン」の3つ。マヤベイでは遠浅の美しいビーチを楽しむことができます。
しかし、残りの2つは周囲を断崖絶壁が囲み、水深が深いため、絶好のダイビング・シュノーケリングのスポット。特に「ラグーン」は超穴場な入り江で、訪れる観光客が急増中。色鮮やかなソフトコラールが群生し、美しい魚影を楽しむことができます。
宝石を流し込んだような、神秘的なエメラルド色の海が素晴らしく美しい。目に沁みる青さをぜひ体感して下さい。
無人島の「ピピ・レイ島」にアクセスするには、最寄り島の「ピピ・ドン島」から出ている観光ボートに参加するのがおススメ。美しい観光スポットを効率的に巡り、シュノーケリングを楽しむ自由時間がプランに組み込まれているからです。
ピピ諸島をボートで巡る観光ツアーや、「ピピ・レイ島」の詳細な魅力については別途、記事にまとめていますので、ご興味のある方はリンクからのぞいてみて下さい。
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