自民党の大西英男衆院議員は24日、所属する細田派の会合で、女性蔑視とも受け取られかねない発言をした。4月の衆院北海道5区補欠選挙の応援で道内の神社を訪れた際の出来事を紹介。「世話を焼いてくれたみこさんは20歳くらいで『自民党はあまり好きじゃない』と言う。『おい、みこさんのくせになんだ』と思った」と述べた。

 大西氏は昨年6月にも党議員の勉強会で「マスコミを懲らしめるには広告料収入がなくなることが一番だ」などと発言し、党から厳重注意を受けた経緯がある。

 会合で大西氏は「口説いてやろうと思って『補選があるのは知っているか』と聞いたら、知らなかった。みこさんを誘って夜、説得しようと思った」とも語った。

 最後に「今日はマスコミがたくさんいる。決して懲らしめられないように、私ども2012年の当選議員は清く正しく、たくましく歩んでまいりたい」と強調した。

 大西氏は、未公開株をめぐる金銭トラブルが報じられ自民党を離党した武藤貴也衆院議員や、不倫を認めて辞職した宮崎謙介前衆院議員(自民党離党)らと共に、12年の衆院選で初当選した。(共同)